珍しいことではありませんが、1か月以上ブログは音なしの構えでおりました。物置の音は改造とまではいかなくとも(当方は改造癖人といわれてます。笑)、あれこれとマイナーチェンジしながらもなんとか健在です。
なんとか?というのも何か少し弄るだけでも音が変わってしまうんですよね~。そこで気持ちよく音楽を奏でるためのパラメーターというか構成要素を先輩諸兄の方々の教え等を参考に自分なりに、ちょっと生意気にも無い頭振り絞り整理してみました。
1. 人。
○聴く位置・・・音源からと部屋での位置
○耳・・・構造や感性、体調や気分でも変わります。
○音の趣向・・・JAZZやクラシック・ポップスといった好みもありましょうが、もっと普遍的なオーディオ観。たとえば、広がる音の嫌いなモノラル的な音を好む方・生の雰囲気空気感を求める方・嘘でもいいからホログラフィック(立体的)な音をの好む方・クラシックではSN感・JAZZではアタック感・ヴォーカルでは艶とか滑らかさ等を重視する方・大音量派、その他ここでは蝉の音この場面では指揮者が踏みしめる床のきしみ音が聞こえないと納得できない方等々まだまだ限がないほどありますが・・・乱暴に大きく分けるとオーディオ的か音楽的かといったことでしょうか?
2. 部屋。
① 床壁天井の振動を止める。
② フラッターエコーをなくする。
③ 反射の断層をなくする。
④ 定在波を少なくする。
⑤ 初期反射音を増やす。
⑥ 残響音を増やす。
と、いたって単純明快です。でもすべてはバランスですから実際はとても複雑です。
① から④まではおもに建物の構造に依存されます。重要なのは①の部屋の振動をなるべく最小にとどめることと思いますが、これがコストもさることながらもっとも難しい!私は石の部屋が一番と思っていますが、前面と後方を全開放するくらいの音の(特にミッドバスといわれる120hzから250hz近辺)吸音が必要になるでしょう。
3. 電気。
人間に例えると血液みたいなものでしょうか?音を電気信号に換え電気で増幅し電気を力に変えて音に戻すという大きな影響を及ぼす部分ですから、見過ごしにはできませんね。ここでは特に大本段階の分野、電柱トランスから引き込み線・分電盤そしてロスや色つけを極力減らすという意味で壁コンセントやタップを通さないで、分電盤より1機器1ブレーカー直結という意味合いですが、アースも含めてこれも深いです。
4. 機器。
スピーカーやアンプ・プレーヤーです。これがないと始りませんし普通これらですべて音が決まってしまうと思うのが一般的でしょうが第一義ではありません。
もちろん現在よりより高額な良い機器のほうが良いのは当然ですが、機器の能力を発揮させているかということとは別問題なのですね。1000万円掛けた機器より100万円や50万円いやそれ以下の機器でそれ以上の音を出すことも可能ですし、実際そういう方が身近におられますので、面白いところですね。
そんなふうになれば、あとは懐次第でさらに最上の世界へというのが健全な?オーディオということで、よろしいかと思います。したがって当方は機器は二の次というスタンスです。しいて言えば音に影響が大きいのは1に出口のスピーカー2に入口のプレーヤーと思っています。アンプもたしかに変わりますが掛けた金額ほどパーフォンマンスが出にくいと感じてます。これはアンプ自作派のDCアンプマニアさんからお貸しいただいた素晴らしいアンプと自分の手持ち機器との聴き比べによっての影響も大きく、高額なアンプは必要なしと感じているということです。
5. 音源。
レコード(SP盤・モノLP・ステレオLP)・CD(SACD)・DVD 少し前からCDをパソコンへリッピングして取り込みプレーヤ代わりにパソコンからDAコンバーターを通して聴く方法や、最近はリンのクライマックスを代表するインターネット配信でネットワークオーディオが出てきました。興味はありますね。
6. 温度・湿度。
家の物置、冬は寒くて大変!というのもありますが、機器もDCプリアンプは寒さにデリケート、梅雨時のじめじめは音も湿りがち、カラッとした時は音も軽いといったように、温室度も影響あり。
と、なんだか訳のわからない能書きが続きましたが、要するに無い頭でもこのくらい音作りのパラメーターは出てくるもので、実際はもっとまだまだあるわけでして何もしなくても音の変わる要素はいくらでもあるから厳密にいつも同じ音は出すのが難しいということでした。(やはり細かいところは脳イコライザーで調整でしょうかね?)
次回からは最近のマイナーチェンジ、機器ではDCプリアンプとパワーアンプ・AV関連電動スクリーンの影響、部屋ではスパイスバーと天井の反射と音の引き付け・リスポジ変更、音源ではアイポッドと電源、パソコンオーディオ等をアップする予定です。(またこれでしばらく休むんじゃねえか・・・と思われる方へ・・・あくまで予定ですので悪しからず。)