2009年1月29日木曜日

アナログ不調 そして・・・

 やっと取り付けた古いプレーヤーとカートリッジは回転不良と歪が発生しだし、残念ながら聴くに耐えなくなってしまいました。(悲)

 今日も138年の歴史を持つ老舗デパートの丸井が民事再生法の適用と新聞に大見出で、北海道も不況の嵐であらゆる業種があえいでいます。(当然、私も!)

 こんな状況でアナログでもないだろ?でしょうが、欲しいものはどうしても欲しいという私の性格で前回気に入ったMAJIK LP12。
しかも店頭展示品&決算時期での定価から20%以上引きの特別プライスなんですね。
さらに、この不況を逆手にとりではないですが、もう少しならないですか?と電話で交渉いたしたところ、快く満足なお値引きいたして下さいました。(嬉)
札幌では老舗のオーディオショップO店のTさんありがとう御座いました。

と言うことで2月3日(火)取り付けと設定に来てくれる予定です。

2009年1月26日月曜日

重量盤レコード


 レコードを30年ぶりに買っちゃいました。ジャシンタのラッシュライフ重量盤で45回転のおまけ付4670円。(高い!) 手持ちのCDと聞き比べ出来るものを探していたら、たまたま店頭にありましたのがこの新品レコードでした。
CDとの聞き比べは、弱音部のプチプチノイズ以外は、ほとんど同じです。
 こんなプアでいい加減な設定のアナログでCDとほぼ同等と言うことは、ちょっとやばいですね・・・音楽は理論やデータだけでは無い?アナログも捨てたものではないと言うことを確認できました。

2009年1月23日金曜日

アナログ (とりあえず)




ファイナルチューン(2月15日)まで後20日余りになりました。
前回のリアパネルの設置変更から、AVアンプを母屋から持ってきて5.1チャンネルを半日がかりで設置しまして始めはいいなぁと聴いていたものの、翌日はまた半日がかりで撤収。やっぱり映画の効果音でしたら良くても、音楽は全くダメでした。前にあるはずの音が後から出てくるのは、耐えられません。位相が狂った音は鬱陶しくて頭が痛くなってきます。

次に、この部屋が出来たらと昔(30年程前)使っていて、たまたま保存してあったフォノモーターDP-80とカートリッジDL305・テクニクスのアームでアナログも再開してみようかな、と思いヤフオクで手に入れたターンテーブルと一番安い昇圧トランス・フォノイコを買っておいたのでした。ところがアームベースの中の配線が切れてるらしく片側のスピーカーしか鳴らなく、よって修理の為にオーディオショップへ持って行くことになり、
預けてすぐに帰ればいいものを、リンのMAJIK LP12を聞き比べしちゃいまして、しばらく悩ましい思いでいたのですが、色々な方と協議の結果、とりあえず現状のものを修理して使ってみるという結果になりました。 が、その後すぐに修理不能と言う連絡・・・
さあ、どうしましょっ?  思い出したのが、友人が捨てるけど、いるか?と持ってきたLo-Dという家電みたいなプレーヤーが残っていたのでした。 とりあえずカートリッジを付け替え接続したもののハムノイズが盛大に出て、この原因を突き止めるのが一苦労。
機器の位置やケーブル・アース等々移動したり、変えたり外したりしてやっとケーブルが原因と分かりました。(WBTのコネクタを使ったエソテリックのインターコネクタケーブル)
とにかく、とりあえずですがハムノイズも収まり音は正常に出すことが出来ました。
まずは目出度しですね?

最低レベルのアナログでしょうから、当然CDとは比べるべくも無いですが、結構味がある音です。 しばらくは聞けるでしょう。

2009年1月9日金曜日

ご試聴2回目のTakeotさん


まだ、この部屋が出来たてほやほやの昨年10月16日にご試聴第一号のTakeotさんが1月8日再試聴に来られました。約3ヶ月経過、その間分電盤・ニス塗装・パネルの設置変更等々で、音はかなり進化していると思っていますが、ご自分からは余り多くを語らない控えめな方ですので、さてどのように感じられたことでしょうか? 忌憚の無いコメントいただきたいものです。 アナログ・CD・ジャンルを問わず幅広く、とにかく音楽ソースの情報や収集が早くフットワークが軽い方ですね。(まだ2度しかお会いしてないもので、あくまで印象です) 今回も色々とCDをご持参いただき、その中で特に印象深かったものを、2点ご紹介させていただきます。
私の持っているカーペンターズが右のゴールドというアルバム。デッドな録音なのか低音が無くて特にドラムなんかは空気が抜けたようなボコボコでスカスカな音です。
左がご持参くださいましたsingles 1969-1981 のSACD版です。同じ傾向なのかと・・・さにあらず。
同じ曲なのに、低音もしっかり入ってビックリするくらい違います。SACDでも古いアルバムなのに・・・これならカーペンターズももっと聴きたいと思えるアルバムでした。


次にビリージョエルの52nd Street。
Blu-spec CDというブルーレイ・デスクの技術を投入したという12/24新発売のアルバム。
以前、音が良いという評判のSHM-CDのアルバム(下のエルトン・ジョン)を手に入れ聴いたところ、ローとハイを無理に上げた中抜けの音で、ボーカルを聞きたくても上と下が五月蝿くて、とても聴けた代物ではなく・・・それと似たようなものかと思いましたが・・・またまた、さにあらず。
音が出た瞬間に良いのが分かります。 これは良いですよ。価格は2500円。早速買いにいきます。クラシック・ジャズなど色々出ているそうですので、買いすぎに注意します。



これが捨てようと思っていたSHM-CDのエルトン・ジョン。
今回、どのくらい酷いかtakeotさんに聴いていただく為、私も久しぶりに聞いたのですが、驚いたのはパネルの設置変更が効いて以前ほど悪くは無いんですね。中抜けでボーカルは奥まってはいるのですが、五月蝿くは無いんですよ。これだったら捨てなくても良くなりました。
改めてルームチューニングの凄さを再確認しました。 (しかし、このCDなんでこんな録音するのかな?)

2009年1月6日火曜日

初ルームチューニング3


上下をビス2箇所でジョイントし立てたところ。
角度は計算してませんが、見た目で6度以上は確実。これは向かい合った面の角度が6度以上あれば、フラッター解消になります。それ以上の角度であればOKと言うことです。
パネルとパネルの隙間は2.8cmになりパネルは自由に振動することが出来、壁とパネル間の気柱共鳴もこれで解消です。以前の吸音されていた周波数は27Hzでした。





これが上のパネルを支えるもの。
パネル中心をつかむ感じで、壁にビスで固定します。






写真をクリックしていただけると大きくなり、どのようにパネルを押さえているのかお分かりになるかと思います。

軽く倒れないように押さえてあります。





左半分のパネルを立て終わったところ。










照明スイッチパネルの部分は柱で支えました。
ビスで留めさらに上パネルの重量でしっかりと軽く留まっています。






全てを立て終りました。朝9時から夕方5時半まで1日仕事ご苦労様でした。
掛かった経費は、棟梁の人件費は別にして4000円ほど、その内役に立たなかったスクリュードライバー2本とダボ用の木を差し引くと実質2000円以下でした。



右側パネル上部。







最後に聴感での音の評価です。
目的でありました60~80Hzくらいと思われる最も低音らしく感じられる帯域は出てきました。最低域は変わりませんが、以前は軽薄な中低音が軽やかな中低音と言うような感じです。
音全体には棘棘しさが和らぎ解像度よく調和しています。
重厚感がプラスしより優しくマイルドに聴きやすくなったような感じがします。
これはあくまで当事者の思い込みが含まれている主観的感想ですので、
測定をも含めた客観的正確な評価は、2月中旬の村田氏来札を楽しみにお待ち下さい。(なにせ、村田氏デモルーム前のプロトタイプ的な意味もありますので)
後今年中に出来ることは、気になっているフロント側ブロックの積み方の変更と穴塞ぎ(現在は色々やりました結果、バーチの余り材で蓋をしております)と、天井の塗装は思案中。
来年は。専用分電盤へのチャレンジを予定しております。とにかく半年以上つねに、仕事もそこそこにルームチューニングやり続けてきまして、いつも現在が最高状態と自分では思っていますが、本当にそうなのか? 少し落ち着いて他の音も聴いて回らなくてはと思っています。 札幌市内在住でご自慢のオーディオを聞かせてくれる方からのコメントをお待ちしております。







2009年1月5日月曜日

初ルームチューニング2


まずは、パネルの取り外しから。
私も取れるところは頑張ってビスだけは外していたのですが、どうしても取れないところがあって素人はビスも取れないんだと思っていました。
プロはあっさりと外してしまうんだろなぁと・・・さにあらず、道具も腕も経験もあるプロの真下棟梁でもなかなか外れませんでしたよ。しかもパネルの重なりを木工ボンドでしっかりと接着したことを、やった本人が忘れているモンですから・・・もう大変!ニスを塗ったからこんなにくっついてると、自分のせいなのに私を責めること・・・まあ、職人さんは意識しなくとも自然とガッチリと強固に作ってしまうように訓練されているんでしょう。(笑)
ビスは何とかはずしたものの、パネル同士がガッチリ付いているものでどうしても外れないんですねぇ・・・
大具道具ではどうしようも無いので、家庭用包丁のお出ましと相成り隙間に包丁を差し込んで苦労しながらやっと外れました。
下の包丁の先欠けてしまってますね。



外したパネル裏の壁もすぐに、例のニスで塗装する。
振動の断層という新しいパラメーターを村田氏が解明してくれました。
そのうちにサーロジックHPに詳しく載るでしょう。

リアパネルを壁の半分外したところ。
フラッターエコーが出てきました。
2時間かかって全て外れました。
さすがに全面平行壁になってしまうと、フラッターエコーが酷くて、うるさくて音楽になりません。
普段普通に聴くときのボリューム目盛は47くらいですが、9でもうるさいくらいです。



パネルは壁から近いところ(角度がついている)で5cm離れたところ14.6cmに合わせ14mm角の木でパネルの足を釘で固定しているところ。





このようにはまります。以外にしっかりと止まります。
しかも外すときもスライドさせ楽に移動できます。







横から、離れたところを写す。







次の足を決めているところ。








これでパネル同士の離れが、14mm×2本の足が重なり28mmに決定。(始めから計算しているのでは、無いのです)






下と上に重なるパネルをジョイントする為の、ダボという継ぎ手を作っているところですが、木の目が縦なのでドリルの歯がまっすぐに入っていかない。
しかもパネルを留めている金属ピンに当り歯がボロボロ。
結局この方法は無理なことが分かり、ビスでつなぐことになりました。
続く・・・










2009年1月4日日曜日

初ルームチューニング


左: 完成した写真の一部です。
2009年1月3日、書初めならぬ、初ルームチューニングを真下棟梁の手を借りまして行いました。今回の目的はありがたいご指摘をいただいた四国T氏の低音と岡山103さんの気柱共鳴に関して、特注リアパネルの設置を変更です。いずれにしても最も低音らしく感じられる60~80Hzの低音を出すのが目的ですが、なぜ低音が高域反射用に特注したリアパネルの設置変更なのか不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いまして、少々説明を・・・

まず、リアパネルの構造は最もお安いLVパネルを基本に、オーディオルーム完成時に測ったデータ(8Khzの高域残響時間不足と125hzミッドバス大目)を元に村田氏による2点の改造をほどこしてありまして
①高域反射として、表面リブ全面に4mm程の溝を掘って作られています。(後に水性ニスのウレタン塗装)
②ミッドバス吸音として、 125Hzを大目に吸音する為内部にフェルトを足してありミッドバスの吸音帯域を少し下にずらしてあります。

このパネルをリスニングポイントの後壁にフラッターエコー対策で6度程の角度をつけ何故か?強固に固定したのですが、測定データは、固定しないで立てていた時のデータと比べると、高域は若干延びたのですが逆に低域は落ちてしまいました。 フラッターがほとんどゼロになり、聴きやすくなりましたのでこの時点の音は自分としては良しでした。(いっぺんに全てが完全に出来る訳がありませんね)

その後、硬くすることでさらに高域を反射させようと天井を残して壁とパネルのニス塗装で高域も聴感は成功となりましたが、低域は深く落ち込むのですが、薄く厚みが足りないと感じていた矢先のご指摘でしたので、すぐに特注パネルの作りではなく、設置の仕方に問題があると判断できた訳です。
要するに、表現の仕方が分かりにくくて申し訳ないのですが、パネルが自由に振動出来るように、壁から離し倒れない程度に自立させ、さらにパネルで覆われた壁との空間の気柱共鳴も解消しようと言うのが目的ですがいかが成りますでしょうか・・・続く・・・

2009年1月1日木曜日

謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。
今年も、3日からいい音、目指して予定が入ってます。
お楽しみに・・・・ では、また。