DACの記事をアップしてから日々の拙いブログにも関わらずアクセス数が3倍になりました。
4年ほどのブログ歴でもこれほど多くアクセスは初めてで驚いております。関心をもたれている方が多いんですね。
ソフトに封入された膨大な音楽情報のデータを包み隠さず漏れなく送ってほしいオーディオ機器の一番最初がCDで言えばトランスポート。元はアナログの音をデジタルに変換したものですがまずここでノイズにまみれ、 次にそのデジタル信号をアナログに変換する際にもノイズそれと電気的な揺らぎのジッターも付加されて聴いていたのが今までのデジタル・アナログ変換回路のDAコンバーターすなわちDACです。
そのDACの中身は電子基板回路で私にはさっぱり訳が分からない世界ですが、ジッターを極限まで抑えた今回のAITLABOのDAC試聴で経験させていただき、それがどんなものかの感想まとめを載せたいと思います。
まず、勘違いされて困るのはこのDAC一つで全ての音が極端に良くなるわけではありません。微細レベルです。極上レベルとも言えます。
オーディオに限らず物事はバランスが大事です。私自身の経験と考えでの大事な事柄の比重にあえて無理やり順番を付けさせていただくと・・・大きくわけて。
1 空間すなわち普通はリスニングルーム(私の場合は物置)
2 調音パネル(サー・ロジック)
3 電源(ケーブルも含む)
4 スピーカー
5 パワーアンプ
6 プリアンプ
7 プレーヤー(CDではトランスポートとクロックとDAC)
です。
音の変化度合いの大きさ解りやすさもこの順で荒砥から中砥さらに仕上げ砥みたいな感じで激変から微細に音の表現や純度が上がります。エベレスト登頂に例えるならこの順番を狂わせると死んでしまいますが、オーディオは最終的に全てのバランスがとれれば良いのでどこから始めても順番は厳密にとらえる必要はないものの、DACは微細な変化の部類ですからある程度環境が整っていないと解らない方も多いのではないでしょうか。
二度と来れないかもしれない山頂目前で引き返すのは悲しいですね。
自分事で恐縮ですが、空間部分の床・壁を修正する前にこのDACを聴いたなら「なんだ!何も変わらないんじゃない。」と、返却したかも知れません。それほど微細なレベルなんです。
でも、求めるはもう少し!!!が、マニアですよね~。この微細レベルが解る方は音の宝石が散りばめられた極上の世界が待っていますよ(笑)
このDACの値段が安くないね~と、言われる方も居ましたが・・・どうでしょうか?
最近のリサクルセンター、明るく綺麗な店が増えまして昨日も行って来ました。私の使っているDVDプレーヤーなど1300円から豊富にありましたよ。しかも不調の場合6ヶ月間は返却できる保証付き。このようなトランスポートでも50万のプレーヤより極上の音質が得られること考えてみてください。 どう現実的に考えてもお安いと私は思います。
これからaitlaboのDACの評判は益々大きくなるでしょう。
私の13時間のDAC試聴の感想はこのへんでお仕舞にして、次回は実機が到着した5月上旬頃に再度感想をアップいたします。200Vの音がどんなだか楽しみ~♪
4/19 22:30 追記: そうそう!大事な設定項目のLP(ローパスの略かな?)=○○○○ですが、fastではないもう一つの設定を耳の良いある方確認していただいたところ、fastのほうがキレと透明感が格段に良いとの評価でした。もう一つのSLOWだったかは、低域のだぶつきが感じられたそうで、この設定は音質に影響が強く現れたようです。 ので、第一印象の設定がよさそうですね。そうは言っても確認していない訳でしてどちらも試せるよう基板上のでディップスイッチで変更は可能なように作成していただくことに相成りました。