2012年4月30日月曜日

DAC到着前夜


AitlaboDACEVAさんの要望で村田氏が名前をつけてくれたそうで、その名はスペイン語でたしか・・・エモシオン。 意味は感動・感激です。
名前は無いよりやっぱりあったほうがいいですね。音の感じと意味はバッチリとあった名前と思います。

実機の完成は当初、ゴールデンウィーク明けとのことでしたが、 最終電源工事 の予定であった58日に来られる根岸さんもこのDACに興味をお持ちのこと伝えたからかなぁ。 休みも返上して早朝から取り組んでいただいたご様子で、1週間以上早い完成となり、明日51日に到着するとのこと。とても嬉しい! 角田様ありがとうございます。

距離の近いEVAさん用は1日早く到着し、感想を伺ったところ試聴機とは格段の差があるとのこと。
もっともEVAさんは設定もいじらす生のまま聴いていたので何が違ってこのように良くなったのかその理由は不明だそう。たしかに設定も数箇所変わり、基盤自体も変わり9018DACチップの使い方も変わり、200V電源にシャーシアースの追加ですから、一つは簡単・二つは難しい・三つになったらパニックですわね()
とにかく輸送のストレスや様々な方に色々な使い方をされた試聴機とは格段の差があるのは当然ですが、さらに10味も20味も上回って欲しいものです。本当に明日が楽しみ!

当方の物置ルームチューンに秘密のテクニックも加わり、試聴機DAC試聴時とそん色ないところまで仕上がり、ラス前の超絶DACが明日到着するその後オーラスの電源工事で我物置の4年掛かりの大きな工事は全て完了となります。

デジタル機器といえど音を出しながらの通電エージングで最初のピークは3日ほどはかかると読んでいますので、数日後感想をアップさせていただきます。

それでは、また。

2012年4月18日水曜日

AitlaboのDAC 試聴感想まとめ


DACの記事をアップしてから日々の拙いブログにも関わらずアクセス数が3倍になりました。

4年ほどのブログ歴でもこれほど多くアクセスは初めてで驚いております。関心をもたれている方が多いんですね。



ソフトに封入された膨大な音楽情報のデータを包み隠さず漏れなく送ってほしいオーディオ機器の一番最初がCDで言えばトランスポート。元はアナログの音をデジタルに変換したものですがまずここでノイズにまみれ、 次にそのデジタル信号をアナログに変換する際にもノイズそれと電気的な揺らぎのジッターも付加されて聴いていたのが今までのデジタル・アナログ変換回路のDAコンバーターすなわちDACです。

そのDACの中身は電子基板回路で私にはさっぱり訳が分からない世界ですが、ジッターを極限まで抑えた今回のAITLABODAC試聴で経験させていただき、それがどんなものかの感想まとめを載せたいと思います。



まず、勘違いされて困るのはこのDAC一つで全ての音が極端に良くなるわけではありません。微細レベルです。極上レベルとも言えます。

オーディオに限らず物事はバランスが大事です。私自身の経験と考えでの大事な事柄の比重にあえて無理やり順番を付けさせていただくと・・・大きくわけて。

1       空間すなわち普通はリスニングルーム(私の場合は物置)

2       調音パネル(サー・ロジック)

3       電源(ケーブルも含む)

4       スピーカー

5       パワーアンプ

6       プリアンプ

7       プレーヤー(CDではトランスポートとクロックとDAC

です。

音の変化度合いの大きさ解りやすさもこの順で荒砥から中砥さらに仕上げ砥みたいな感じで激変から微細に音の表現や純度が上がります。エベレスト登頂に例えるならこの順番を狂わせると死んでしまいますが、オーディオは最終的に全てのバランスがとれれば良いのでどこから始めても順番は厳密にとらえる必要はないものの、DACは微細な変化の部類ですからある程度環境が整っていないと解らない方も多いのではないでしょうか。

二度と来れないかもしれない山頂目前で引き返すのは悲しいですね。



自分事で恐縮ですが、空間部分の床・壁を修正する前にこのDACを聴いたなら「なんだ!何も変わらないんじゃない。」と、返却したかも知れません。それほど微細なレベルなんです。

でも、求めるはもう少し!!!が、マニアですよね~。この微細レベルが解る方は音の宝石が散りばめられた極上の世界が待っていますよ()



このDACの値段が安くないね~と、言われる方も居ましたが・・・どうでしょうか?

最近のリサクルセンター、明るく綺麗な店が増えまして昨日も行って来ました。私の使っているDVDプレーヤーなど1300円から豊富にありましたよ。しかも不調の場合6ヶ月間は返却できる保証付き。このようなトランスポートでも50万のプレーヤより極上の音質が得られること考えてみてください。 どう現実的に考えてもお安いと私は思います。



これからaitlaboDACの評判は益々大きくなるでしょう。



私の13時間のDAC試聴の感想はこのへんでお仕舞にして、次回は実機が到着した5月上旬頃に再度感想をアップいたします。200Vの音がどんなだか楽しみ~♪

4/19 22:30 追記: そうそう!大事な設定項目のLP(ローパスの略かな?)=○○○○ですが、fastではないもう一つの設定を耳の良いある方確認していただいたところ、fastのほうがキレと透明感が格段に良いとの評価でした。もう一つのSLOWだったかは、低域のだぶつきが感じられたそうで、この設定は音質に影響が強く現れたようです。 ので、第一印象の設定がよさそうですね。そうは言っても確認していない訳でしてどちらも試せるよう基板上のでディップスイッチで変更は可能なように作成していただくことに相成りました。 

2012年4月15日日曜日

aitlaboのDACは音の玉手箱 最終ipod試聴

AitlaboのこのDAC、試聴申し込みが殺到しているそうで私の場合12日午前到着で返却は13日昼、の丸一日滞在でしたが視聴時間は初日12時間取れまして返却当日最終日は1時間ipodで試聴しました。

オンキョー製ドックでの光ケーブル接続で聴きましたが同軸ケーブルでも接続できます。もちろんパソコン等ネットワーク・オーディオやHDMI接続に使うI2Sなども如何様にもオプションで可能。

やはり、いいですね~!
圧縮ファイルなのでCDには及ばないものの、ダイナミックレンジの大きいクラシックの激しい強奏部もなんのその! キレの良い解像度でまったく混濁感なし!低域も強いが軽く早い!。 静かな弱奏部も音数が多くマスクされていた音達がまるでに宝石のように輝き体全体が包み込まれる様。
恐らく・・・言わなければipodでの再生などとは、誰も気が付かないでしょうね。

返してしまった後で聴くと、自分の音がなんかセレブから一般庶民に戻ったような感じで、さびしいですね。

随分と誉めすぎのように感じられるでしょうが、そう思われる方も是非試聴してみてください。環境とシステムのバランスが整っていれば、一聴瞭然と思います。
まるで音の隠れていた宝石を出してくれる玉手箱のようなDACでした。

最後に設定の件ですが、LP=FAST20khz以上を急峻に落としているそうで、滑らかに落とす別の設定に戻す予定です。

2012年4月14日土曜日

aitlaboのDAC導入決定!


当初設定に戸惑い、聴き難い課題曲の試聴テストが終わったのが午後3時間頃。

この時点で購入決定! 早速aitlaboへ電話で仕様を伝え、再度メールでの注文となりました。

仕様は以下の通り。

1       デュアルESS9018フルバランスDACチップボード

2       専用4トランス電源

3       SPDIF接続(光・同軸) 

4       筺体組み込み

5       電源200V化&中点をシャーシアース

以上、お値段は245000円、納期は1.5ヶ月程とのことで5月中には届きそうです。



電源を200V化の件は、アナログモーターの電源200V化への経験からです。

角田さんが言うにはDAC自体は5Vくらいの使用なので、必要ないとはいわれていました。またアースについてもやはりアース自体の質やループを警戒してシャシーにはアースは落としていないとのこと。

でも、極限までノイズとジッターを抑制した素晴らしいDACなのに僅かとはいえシャーシ電位が0.1Vあるのは勿体ない! 私の他の機器は全て0です。

音楽信号が数10Vレベル以下から考えるとそれの十倍から百倍の電位がシャーシに流れていて良いわけがないですね。アースは結果悪ければ接続を外して済むようにボディにアース端子を付けていただく形でお願いしました。また200V化の件は実験的かと思われるでしょうが、悪いことは一切ないことは経験済です。試聴機よりさらに良くなることでしょう()



尚、設定は・・・これも集積回路音痴な私には意味がさっぱり分からないんですが色々試して一番良かった、

AFPCLP=FASTMCK=EX90.31MBW=Lest

でお願いしました。

なんかマニアックで単語だけで疲れまして(アハハ)

ipod試聴ブログは次回にします。

2012年4月13日金曜日

aitlaboのDAC試聴 その2 DVDプレーヤー

これが、説明書?電気回路専門用語かな? 訳が解らない!接続方や設定等も書いていないので(書いてあるのかも知れませんが解らない!)、光ケーブルはつないだものの認識しない。 ケーブルが壊れたのかと別のケーブルを探しやっとみつけたものの、接続しなおしても同じ。   デスプレイで設定を変えるんだなあ、とやってみるも操作の仕方が解らなく動かしているうちに何とか光ケーブルの2chになり音が出たが、ロックはずれで音が途切れ揺らぐ。 aitlaboの角田さんに電話して聞くもエレクトロニクス音痴の私には専門的な説明はいまいち要領が得られない回答で、しょうがなく自分で設定を色々変えながらやっているうちに、要領もつかめやっと音の良い設定になった。 それがデスプレイ写真(中)です。 私の感覚で大切なのは、mck=EX90731MとBW=Lestで、mck=80Mhzだとロックしませんでしたね。ちなみにこの80Mhz設定だとカプリスと同じようです。
そんなこんなで音出しに1時間以上かかってしまいまして、テスト用に選んだ最も聴き難い課題曲CDでの試聴開始に相成りました。  これらのCDお持ちでしたら聴いてみてください。 うまく再生出来たら環境とシステムは最高と思います。(聴き方にもよりますが・・) 楽曲それぞれの聴こえ方は割愛し、音数が多くごちゃごちゃと重なったこれらの楽曲すべての総括で申し上げますと、ジッターが極限まで少ないとは、こういうことなのか!背景が静かなんでしょうね、課題曲でもうるさくない!今まで埋もれていた細かい音数の情報量に圧倒される、細かい一つ一つの音粒の輪郭が明確でキレがあるので音が密で重なった楽曲が今までに無い表現で聴ける(やっぱり音楽に都合はないですね。良く再生できないのはこちらの都合です)。しかも力強くグラデーションのある低域に感動!変な色付けやクセなどもなく自然。とにかく音のキレと透明感が抜群。同軸ケーブルでは音が丸くやさしくなり私的には物足りない感がしますが、これはお好みの範疇でしょう。


ポップス・ジャズ・クラシック・ヴォーカル、ジャンル問わず何でも来い!!!です。

数社の他メーカーのDACも聴いたことがあるんですが、良さがわからずお返ししてましたが、名前もついて無いaitlaboのDACが正直言ってこれほどとは思いませんでした!このDACは正に音の玉手箱です!!! 是非、皆様にも試聴をお勧めいたします。

これを作ったのは某音響メーカーを退職され、その時培った理論と技術をお持ちの角田さんと言う方。 オーディオマニアでも音楽マニアでもない方のようで、もちろん再生環境もお持ちでないようですが、その理論と技術及び測定器だけでこのようなDACを作られたことに脱帽いたしました。(有名メーカーは何をやっているんでしょうかね~)

試しにトランスポートに5年以上前に買ったパイオニアのDVDプレーヤー19800円を繋ぎ聴いてみました。 全く遜色ないですね! 筐体が軽いせいなのか、軽快な音。設定も同じ一番音の良いロック幅が狭いLestの90.3Mhzでなので、トランスポートは何でもよいでしょう。

テスト試聴なのでしょうがないとは言え、アルバムを掛け始めると途中で切り替えるのが辛い!我慢しながら多数の楽曲をこの日は、飲まず食わずで12時間も聴いてしまいました。 

ちなみにこの音、素人に解るんだろうかと思い家内に試聴させてみました。曲はアルバムNOTTING HILLからエルビス・コステロが歌うSHE、サウンドトラック版です。
心臓が音楽に包み込まれ情景が浮かんで見えるようだとの訳がわからん感想でしたが、とにかく、素人にもよく伝わったようですね(笑)

次回は、ipodでの再生を試みます。

2012年4月12日木曜日

aitlaboのDAC試聴


(パネル)
 

(バックパネル)
 















12日午前10時前EVAさんより直送で届いたaitlaboのデュアルESS9018・4トランスDAC(43cm×32cm×10.5cm)を写真のCDで聴いてみました。ジョージ・ベンソンのピアノマン以外はどれもこれも当方物置で再生しにくい曲ばかりですが、これらがクリアなれば何を聴いても悪いものは無いでしょう。
  
(左上:エンヤ、右上:テッサ、左下:セリーヌ、右下:エルトン)
 
(上:ジェイク、右下:レ・フレール、左下:ジョージ)


まずは、エンヤのTHEMS FROM CALMI APPASSIONATI から1番目WILD CHILDを、ご存知録音テクニックを駆使した多重録音です。
2曲目は、テッサ・ソータのNIGHTS OF KEY LARGO から1番目THE ISLANDを、ゆったりとした曲ですが40hz以下が驚くほどたっぷりと入っています。瞼が重くなり眠くなります。
3曲目はセリーヌ・ディオンのTHE ESSENTIAL からRIVER DEEP、2枚目の3番目MONTAIN HIGHをハイからローまで音数が多く重なっています。聞きづらい。
4曲目は、エルトン・ジョンのGOODBYE YELLOW BRICK ROAD から2番目CONDRE IN THE WINDを、マリリンモンローに捧げた曲らしくSHMCDなんですが、なにか付帯音的響きが多すぎてあまりよくない。

5曲目は、ジェイク・シマブクロのMY LIFE から11番目WES ON FOUR を演奏スピードが早く音が重なり合っています。分離して聴きたい。
6曲目は、レ・フレールのPIANO BREAKER から1枚目の2番目BOOGIE BACK TO YOKOSUKAを1台のピアノを2人・4本足・4本腕・20本の指でのとても早い演奏です。良さが伝わってこない。
最後は、takeotさんお勧めのジョージ・ベンソン、ピアノマンから6番目DON'T KNOW WHYをこれは最近入ったアルバムでお気に入りです。

これらの曲をまずは、DNON DCD SA-1 のトランスポートからの光接続で試聴開始します。

続く・・・