ブロック穴の吸音の続きです。
ブロック穴3箇所あるうちの重なって下まで通っている(115cm長)になっている1番上のブロック穴をフェルトで塞いで聞いてみたところなんとなく中低域が出てきたような感じがしたもので(例の思い込みですね)、村田氏に教えてもらった方法で左サイドの部分だけ(左右で音の判断がしやすい)残りの2箇所の穴も塞いで聞いてみましたが中低音域以上に高域が吸われて、輝きが失われ面白くない音になってしまいました。
コンクリまたはモルタルで埋めればまだましかな?とも思いましたがそうなると全てのブロックに詰めなければなりませんし、その作業も大変です。壁全面が穴だらけと言うわけでもありませんのでその比率も許容範囲にあると思います。またコンクリまたはモルタル充填作業が対時間・労働・費用効果も?ですね。
このブロックは当初壁に入れる予定のものでしたが、私の予算の都合でこのような設置になりました(将来は壁に入るかもしれません)。音を聞きながら、結局全てのフェルトは取り去りこちらのほうがはるかに良いことが判断出来ましたし、重低音反射という意味での効果は大なので、若干の吸音の影響は極僅かなものとして現状を好しと致します。
ご指摘の103 岡山さん問題提起ありがとう御座いました。お蔭様で勉強になりました。
2008年12月16日火曜日
吸音?
重低音反射用のブロックの穴がレゾネーターの役割をして、吸音されているというご指摘を受けまして、いろいろネットで調べたところ、管の共鳴とヘルムホルツの共鳴の二つの計算式を探し当てました。
1) 管内の一次共鳴周波数は周波数 = 音の速さ ÷ (4 * L)(Lは管の長さ)なので長さ1mのパイプの共鳴周波数は 340 ÷ 4 = 85[Hz]になる。管の長さと共鳴周波数の関係は開放端補正を考えずに計算すると
管の長さ[m] 共鳴周波数[Hz]
0.5 170
1 85
この計算でいきますと、ブロック筒の長さは19cmなので、447.3Hz
以下のスピーカーのバスレフダクト用の計算式をimemoというフリーソフトで、10cmから下をスピーカーボックスに見立て計算すると、430.58Hz と大体同じくらいの周波数になりますが、多孔質のブロックにこれが当てはまるかどうかは定かでありませんけど、まあこのくらいの周波数が共鳴して吸われているということでしょうか?
以下の式は難しそうですが、imemoというソフトに数字を入れるだけですから私でもできました。
2)ヘルツホルム共鳴周波数(ほぼバスレフダクトの共鳴周波数);http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/helmholtz.htm
BoxW=10 ;input スピーカボックスの幅 cm
BoxH=7 ;input スピーカボックスの高さ cm
BoxD=9 ;input スピーカボックスの奥行 cm
r=4.25 ;input ダクトの半径 cm
l=10 ;input ダクトの長さ cm
v=34029 ;音速 cm
Vo=BoxW*BoxH*BoxD ;スピーカボックスの容積 cm^3
S=r^2*pi ;ダクトの断面積 cm^2
fH=(v/(2*pi))*((S/(Vo(l+r)))^(1/2)) ;ダクトの共鳴周波数 Hz
ブロック6段重なったところは115cmになります、この箇所の、共鳴周波数は、それぞれの計算式では
1)が73.9Hz
2)が154.6Hz と大きく差が出ますがいずれにしても、中低域が共鳴して吸われていることは確かでしょうね。
でも、ミッドバス近辺だけなら吸音されてもいいのですがねぇ・・・その下と上の帯域は吸われたくないですし、果たしてこの計算通りの周波数に当てはまっているのか解らないところです。
とりあえず、フェルトを詰めてしばらく様子を見ていますが、評価は駄耳なものでしばらく試行錯誤しながら時間は、かかるでしょう。(今のところいい感じとおもっていますが。)
1) 管内の一次共鳴周波数は周波数 = 音の速さ ÷ (4 * L)(Lは管の長さ)なので長さ1mのパイプの共鳴周波数は 340 ÷ 4 = 85[Hz]になる。管の長さと共鳴周波数の関係は開放端補正を考えずに計算すると
管の長さ[m] 共鳴周波数[Hz]
0.5 170
1 85
この計算でいきますと、ブロック筒の長さは19cmなので、447.3Hz
以下のスピーカーのバスレフダクト用の計算式をimemoというフリーソフトで、10cmから下をスピーカーボックスに見立て計算すると、430.58Hz と大体同じくらいの周波数になりますが、多孔質のブロックにこれが当てはまるかどうかは定かでありませんけど、まあこのくらいの周波数が共鳴して吸われているということでしょうか?
以下の式は難しそうですが、imemoというソフトに数字を入れるだけですから私でもできました。
2)ヘルツホルム共鳴周波数(ほぼバスレフダクトの共鳴周波数);http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/helmholtz.htm
BoxW=10 ;input スピーカボックスの幅 cm
BoxH=7 ;input スピーカボックスの高さ cm
BoxD=9 ;input スピーカボックスの奥行 cm
r=4.25 ;input ダクトの半径 cm
l=10 ;input ダクトの長さ cm
v=34029 ;音速 cm
Vo=BoxW*BoxH*BoxD ;スピーカボックスの容積 cm^3
S=r^2*pi ;ダクトの断面積 cm^2
fH=(v/(2*pi))*((S/(Vo(l+r)))^(1/2)) ;ダクトの共鳴周波数 Hz
ブロック6段重なったところは115cmになります、この箇所の、共鳴周波数は、それぞれの計算式では
1)が73.9Hz
2)が154.6Hz と大きく差が出ますがいずれにしても、中低域が共鳴して吸われていることは確かでしょうね。
でも、ミッドバス近辺だけなら吸音されてもいいのですがねぇ・・・その下と上の帯域は吸われたくないですし、果たしてこの計算通りの周波数に当てはまっているのか解らないところです。
とりあえず、フェルトを詰めてしばらく様子を見ていますが、評価は駄耳なものでしばらく試行錯誤しながら時間は、かかるでしょう。(今のところいい感じとおもっていますが。)
2008年12月9日火曜日
低音欠如原因解明!2
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