新年あけまして、おめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
EVAさんのブログでオーディオのステージを5段階のレベルに分けた記事がありまして、EVAさん自身も他のブログ伝えなのですが、
(伊豆からの便り http://am-izu.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-01f4.html)
その5段階とは
1.すごい低音、すごい高音 などに感激するレベル
2.音のバランスに耳が行くようになるレベル
3.音の広がり定位などの空間表現に耳が行くようになるレベル
4.音像の定位の質、すなわち定位した音像から上下左右前後の空間に音が放射されていくという実体感を求めるようになるレベル
5.演奏家の気配、表現、心などが生々しく伝わってくることを重視するレベル
だそうです。
経験や趣向・センス等で音の好みは千差万別、何を基準にしてのレベルが正しいのかは別にして、なかなか含蓄のあるレベル分けですね。
確かにオーディオを始めたばかりの頃やオーディオに興味のない方などは、始めは単純に言うと凄い低音や高音に感激しますね。 でも、本当にすごい低音や高音を出すだけでも大変! ドッカ~ン・ドッス~ン・ドワーンてな解像度のない低音やキン・キン・カンカン・シャリシャリてな癇に障る高音は問題外!低レベルの1.でも簡単ではありませんし録音のレベルや質も関係しますね。
1.
の低音や高音が出来たかどうかは別にして次に行くのは音のバランス。
高中低音のバランスかな?物事はあちらを立てればこちらが立たずが道理なので低音と高音が出ると当然中音が薄く細くなる・・・これもバランスを取るのは至難の業。
音のバランスが出来ているかは別にして次は空間表現。
楽器やアーティストの位置・前後左右の音の広がりや音の動き、映画などで最近はやっている3D的な立体感のある音ですね。う~ん・・・ピュアな2本のスピーカーでこれも至難の業ですよね。時にそんなふうな感じもするが、録音の程度にも左右される。
この空間表現を音が広がりすぎて聴きずらいと言う人もいますよね~そんな方はフルレンジのスピーカー真ん中に1つだけ置いて聴けばよろし。現代オーディオは勿体無い。要するにラジオで十分。(大昔はそんなもんで、今でも好きな人もいますよね)
次に4.のレベルになるとかなり高度。質や実体感ですからねぇ・・・本物の音を知らない方は分かるわけがありませんよねぇ。
この前、テレビで25億円と15万円のバイオリンを聴いて、どちらが25億円のバイオリンかを当てる番組がありました。テレビで聴いてもその差は歴然くらいに分かりやすかったのですが、番組出演者(芸能人)は殆ど外してました。(エッジの利いたコントラストのある歪っぽい音が良く聞こえるようですね)
そして最高レベルの気配・表現・心なんてのは、聴く人の心や姿勢によるところが大きいのでは?
実際、現実にこのレベルに達してオーディオを奏でている方なんてのはいるのかな?
もし居られたら、地の果てでも行って聴きたいものですので、宜しくお願い致します。
5.のレベルの音を聴かせても、1.の低音や高音が足りないと感じる方もいるでしょうし、その逆もありそうですね。
オーディオは一筋縄では行かないほど深く難しいもの。出来ていると思われる方は自分専用ひとりだけの最高の音として、人には聴かせない方が賢明かも(笑)
それぞれのレベルの中にもレベルがありますし多分1.~5.までのレベル分けは出来ているかできていないではなく、意識しているかそうでないかのレベル分けと思いますが、良く考えられたものですね。皆様はどのレベルかな(笑)。
私のレベルを自分自身で申告すれば、意識レベルは5.実現レベルは1.の半分です。
今年も意識レベルを上げそれを実現出来るよう頑張ります。