パンチある低音と躍動感が戻りました。
測定器で測った訳ではありませんが、80hz近辺の帯域です。
イヤフォンは除外したとしてもヘッドフォン以上どんな小型スピーカーでも出ている帯域ですよね。それがゆるゆる設置パネルの振動によりマスクされていたことが、パネルを壁と強固に接続したことで解消されました。
あるスタジオ等の録音現場などではこの帯域を吸音させるそうですが、音楽を楽しむためにはこの帯域が出ていないと全然おもしろくありません。
でもだからと言って完璧に微動だにしない(ものはないですが)壁、近いものとしてたとえばコンクリや石作りにするとまた深刻な問題が発生、聞き慣れた中間域のヴォーカル等にミッドバスが出てくるんですねぇ。
もやもやとした不明瞭さです。
音の逃げ場所とか広~い空間があれば良いのですが、当方は24畳の一応密閉された空間でして、木造ですが、強度があるぶんやはりこのミッドバスが出て来ました。
takeotさん、せっかくバランスの取れた良い音出てきたところ、誠に申し訳ありません。パネル返してね。
私も何度も経験しましたが、このパネル全撤去したら寂しいことこの上ないことになります。恨まないでください。
パネルといえばサーロジックの村田氏の理論では、この床・天井も含めた壁振動はオーディオでは最大・最悪・最強の悪玉と言われ、まずこれを解決しないことには他のどのような対策もすべて無意味とまで言われます。
しかし全く動かない壁もまたミッドバスというように、あちらを立てればこちらが立たずの堂々巡り。私の知るところこれを解決できるのは、サーロジックパネルだけでしょう。(サーロジックの回し者ではありません)しかも反射・フラッター対策も織り込み済みと、いたせりつくせりの優れものです。
しかしこの優れものといえど、マスクしてある程度抑えることは可能ですが、壁ましてや天井・床までは止められませんから躯体強度は必要最優先事項(汗)・・・・ということが解って作ったつもりがこれですから・・・約1年かかってやっと理解できました。
一つは簡単・二つは難しい・三つになったらパニックですね。
オーディオは興味のない方から見られたら、ただ半分寝て座って聴いてるだけでお気楽ね!とお思いでしょうが、やってる当事者は感動出来る良い音を出す為だけに大雑把に分けても、電気・物理・音響・機器・空間とパラメーターが多いですし、足腰も結構必要ですね。(私はそんな知識も体力も持ち合わせてはおりませんが) だからやり甲斐もあるし面白いんですね、裏を返せば永遠にいつまでたっても自分の求める良い音には辿り付けないかも。(笑)。
タイトルへ戻して と、
パンチある低音を出すために必要なことは、天井・床・壁の振動をいかに早く収束させるかです。
振動による動きは必要ですがその動きを長引かせると良いことはありませんので、端的に言うとスピーカから出た音が1とするとそれに対する壁等の動きも1にすればよいでのしょうね。
また音の発生源であるスピーカーが動いては元も子もないことは、言うまでもないことです。(だから良いスタンドって値段がスピーカーより高いものもあるんですね。納得!)
2009年7月12日日曜日
2009年7月11日土曜日
パンチある低音をもとめて 2
さて、続きです。昨日のブログ縦写真のところコメントがどうしてもずれてしまい、合ってない箇所がありました。今回も多分ずれると思いますので、ご自身で調整してお読み下さい。
下部分のパネル取り付け風景。
手前左は上に取り付けるパネル。
パネル間の隙間はパネル同士直接ではなく、木で間接的に壁と固定。でも振動がパネルに移るのでは?と思われるでしょうが、パネル同士を直接に付けるよりはベターなのです。
中心1カ所の木の固定では、その間の振幅がかなり(感覚です)大きいので、その中間2カ所片側サイド3カ所を留めることで、パネルの特性(ミッドバス吸音)を殺すことなく振幅を押さえ強固に設置出来ました。
下側パネルは1枚につき木とビスで8カ所を留めました。
下側が出来上がってくると、入り口上に、小さめの3枚の単に乗せているだけのパネルがかなり悪さをしているのが、はっきりと分かってきました。
小さいからと言って侮れません。
ここも補強。
何が?って。
続く・・・・
2009年7月10日金曜日
パンチある低音を求めて 1
ブログを振り返ってみると 昨年の今日は壁補強の為の胴差補強をやっていたんですねぇ。このオーディオルーム建物自体の完成から後1ヶ月で1年になりますが、まだまだ出来ていないのです。
それは、リスニングポイント後ろの壁。
フラッター解消の目的で当初の予定は中央にせり出すV形で6度の角度の付いた壁構造でしたが、イメージの大本営村田氏・イメージの出来ていない棟梁・私との遠隔コミュニケーションからか、なぜかコンセンサスが取れなく普通の平行壁に成ってしまったことは、唯一悔やまれる事柄です。
これで2回目の手直しの経験と約1年経過した今でこそ、この後ろ壁の形と構造をどのように造作したらよいのかイメージ出来ますが、ことほど左様に簡単なことではありません。
なぜ、後ろのパネルがタイトルの「パンチある低音を求めて」につながるのかを自身で整理してみますと、
1.目的:後ろ壁と前壁の平行をフラッター解消の意味でのLVパネル設置
2.建物完成時:パネルを壁に密着させパネル同士も強固に密着するが、パネルが1枚壁になり、結果壁とパネル間の隙間で27hz程の気柱共鳴・さすがのサーロジックパネルと申しましても一番低価格のLVパネルなので、建物の壁と比べるとこの面積を一枚壁様になってしまったパネル壁では強度不足になりパネル壁全体で動いてしまう。
(低域が薄い音全体に厚みがない)
3.今年1月:自身の考えから2の1枚壁様を解決、振幅減少目的でパネルを単体に分割自立と気柱共鳴対策で壁から離す。
(80hz位の低音がさらに薄くなり躍動感欠如)
となりまして、要するに村田さん式ルームチューニングで言うとなんと最悪の壁振動と同じことに成っていたのです。自分でもその壁振動の解消目的で大枚はたいてこのオーディオルーム作ったのに・・・・・・トホホ アホです!
ということで村田氏からアドバイス頂き、真下棟梁も早速仕事の都合をつけ来ていただき手直し工事の開始と相成りました。
壁からの離しは同じですが振動を逃がす為、壁とパネルを木で強固にビスで留めます。特に下側のパネルは強固に留めます。
このパネル中心で振動制御しているそうで、パネル周りの縁はビスやのりで固定しても差し障りはないとのこと。
2009年7月4日土曜日
DCアンプマニアさんより贈り物
2009年7月2日木曜日
Takeot邸訪問
昨日に引き続き、6月18日に初訪問させていただきましたTakeotさん邸をご紹介させていただきます。
T氏はEVAさんのご紹介でのオーディオ仲間で当方のオーディオルーム完成しての第一号試聴者で通算5回ほど来ていただいてる方で、ソフトの情報は常にアンテナを張り巡らしているかのように早い!
ご自身では貧乏オーディオをやっていますとのことで、慎み深い印象を受けるご仁です。
私の部屋がミッドバス吸音過多に感じパネルが余っていたので当分の間、試してみたら如何と貸出していまして、ご自分で設置したのが1枚目の写真です。 たしかにオーディオ機器にお金は掛けていないというか、まめにオークション等で探しあてたものばかりでスピーカーのコーン紙には染みが浮いているくらいものです(失礼)。 要するにお金を掛けなくても機器は揃い他の趣味と比べたとしても極めて健全なレベルでご家族には喜ばれるのではないでしょうか。
この段階の音はまあそれなりに可もなく不可もなくと感じましたが、・・・しかし
さらに、カーテンを撤去しさらに解像度とクリアさが出てきてすっきりクッキリしかもパンチ入り。
失礼ながらこんな機器でこの音はブラボーものですよ。
色っぽいはパンチはあるはで、楽しい楽しい音でした。 これで深みがあったらうちは完敗ものです(ショーック!)。
この後、スピーカースタンドや電源の強化にも取り組まれているご様子で、来週またお邪魔出来たらお願いいたします。
2009年7月1日水曜日
Y邸訪問
6月7日、パラゴンのY邸へ4ヶ月ぶりに訪問してきましたよ。
マルチに挑戦ということでアンプやチャンデバ・プレーヤー等、機器が増えていました。
後ろ壁も自作で本棚をつけフラッター対策にも着手されているご様子。
訪問の際のパラゴンの様子です。
以前と変わったところはパラゴンを後ろに下げ壁に密着・従ってSPパネルはスピーカーサイドへ、センターパネルはWになりスピーカー上に設置となっていました。
それと、スクリーン。巻き上げ式でしたらこのように垂らすこともないのでしょうが、これはやばいですよね?
当方の部屋でも前面2%くらいの面積の窓にステンドグラス調ビニールフイルムを張って痛い目に遭ってますもので、Y氏にもご提言さしあげたところ、それじゃとってみましょうと早速実行(さすが!)。
解像度が出てクリアになりました。
でもパラゴンは一筋縄ではいかないスピーカーですね。 ご本人はこれだから楽しみ甲斐があるんですとおっしゃっていました。脱帽!!。
またしばらくして進化した音を聞かせてください。 それと帰りに使っていないプリアンプをお借りしました。これも使ってみます。ありがとうございました。
登録:
投稿 (Atom)