オーディオルームの調音も完成しまして、表題の「オーディオルーム新築記」は新築関連のことで書くこともなくなってきましたので、(質問もこないですし)今後は「オーディオルーム完成記」にでも変えようかなと、思っています。
先々日、地元のキャビン大阪屋というオーディオショップへ半年ぶりに行ってきまして、ソナスファーベルのクレモナMとエリプサそして、JBLのS9900を試聴させていただきました。
クレモナは物足りなかったですが、エリプサはグラマーな好みの音でした。S9900は新しいのでまだまだエージングが出来てなく少々耳障りでしたが、さすがパワフルでまるで食いつかれそうな野獣的な音でした。
現在の当方の音は、このエリプサをスケールダウンして、更にS9900をもっと更にスケールダウンして足して2で割ったような音と言ったら、言いすぎかもしれませんがそんな感じで鳴っています。
毎日毎日聴いていますが、こんなに飽きないオーディオって何だろうと考えると、自分が出来ないことやしたかったことの代償行為という意味合いもかなりの部分しめているなぁと思い。
自分を振り返ってみたら・・・・生まれ育った場所は歓楽街札幌ススキノの今考えるとスラム街(昔は皆貧乏でした)みたいなところ。 隣の家は芸者置屋でいつも三味線の音、その向かいは何とか教の神社で境内が子供の私らの遊び場所で時折大太鼓が鳴っていて、そこの鬼婆みたいな迫力の怖い神主さんに遊んでいると「
こら~出てけ~」っと怒られていたなぁ。住んでいたのはアパートの一階で向かいの綺麗なお姉さんはいつも歌を口ずさんで上手。二階のおじさんはいつも尺八の練習と思い出すと物心付く前から結構、音楽に馴染んでいるもんなんですね。 おまけに子供時代の庭は今コンサートホールキタラのある中島公園。札幌交響楽団の走りの頃でよく児童会館での練習中聞いていたもんでしたが、心が狭い楽団員に「しっしっあっち、行け!」と邪魔にされそれがトラウマになっているのか、それが今一クラシックは好きになれない理由かな?
自分では楽器も弾けず歌も歌えず、だからその代償としてオーディオで鳴らして遊んでるんですね。
好みの音はこれら昔の記憶や経験もありますがどちらかと言うと自分の持っていないものを求めていますね。たとえばハッキリした発音の綺麗でハスキーで素直な性格を感じさせる女性の声・力強くてシャープよりも瑞々しく厚みのある包み込まれるようなグラマラスな演奏・そして寂しいよりもハーモニーのある楽しい音といったように、全ては私自身の性格や体形の逆と持っていないものばかりです(笑)。
と言うことから私の好みのスピーカーはJBLS9900よりもソナス・エリプサとなります。要するに今の音は私にとっては中途半端なので、何時になるかは予想は出来ませんがその内何とかものにしたいものです。