2012年6月30日土曜日

壁柱補強 4

やっと来ました!
これがコーチ・スクリュー・ボルト。
ユニクロのM9×210mmで1本78円。
普通で買うと200円以上しますよ。
買ったのはネットのmonotaROさんです。

使ってみて初めて解りますが、ネジ頭の厚みは1/2インチのほうが良かったですね。 というのは、ネジを打ち込んでいくと最後は木にめり込んでしまいソケットが効かなくなるんです。
一発で決められればこれでもいいんですが、決まらなくて抜くときが、もう一苦労、汗だくなのに冷や汗もんです。 次に使うときは1/2インチサイズにします。

柱に木工用ボンドを塗って、寸法を測ってすみ入れした壁に張り付け、ボルトをインパクトドライバーで入れていきますが、これがなかなか難関でして、一筋縄ではいきません。 そのままでは、ボルトが壁に到達した時点で柱が浮き上がってしまい、つまり内側の柱に入ったボルトが最初の柱にどんどんめり込んでしまい、壁との密着が取れなくなります。 こうなると他の箇所を打ち込んでもダメ。 隙間が出来て強度が取れなくなります。
ボルトを入れる場所も、上からでは難しくラインがずれてしまいます。
従って一番下の箇所を足で押し付けながら、キッチリと壁と密着させます。 最後はインパクトドライバーではなく、レンチで1ノッチずつギリギリとボンドがはみ出るまで締め付けます。そして上中と締め付けていくとガッチリ密着して強度が取れますね。 少しでも隙間があるとボルトの金属音がします。 また、壁も柱も見た目は真っ直ぐな平面にみえますが、実際は違うんですね~。この作業かなり体力を使います。時間も今日は初めてですが、3本つけるのに4時間掛かってしまいました。 毎日こんなことやっていたら体力ついていいかも(笑)

プロ用インパクトドライバーもボルト3本回しただけで火を噴くんじゃないか?と言うくらい熱くなり悲鳴をあげ、電池もパワー切れになりますから、扇風機で冷やしながらの作業になります。











4時間掛かってつけた3本の柱です。
強度的に一番弱いところと思われる中心につけました。
下は柱や工具で散らかってますが、これだけでもかなりの効果ですよ。
とってしまったつっかえ棒より効果的です。
ただ見た目がちょっとねぇと思われましょうが、背に腹は換えられません。

明日はどこにつけようかな。

続く・・・。

2012年6月29日金曜日

壁柱補強 3





壁の中の柱に下穴を通すために、付けて見たところ。
完成の見た目もこの通り。 ちょっと狭くなりましたが、見た目より音重視でいきます。
センスとスキルのある方なら、いろいろとデザインできるかも。







柱はビスを1本で仮止め状態ですので、まだ動いて吸音しているのは、下に置いた状態と同じ。 これを糊付けしてボルトで元柱と強固に結合したらどうなるか?
音圧で動いていた柱が止まり、壁がそれを増幅して不要な共振音を垂れ流していたのが、予定通り少なくなれば良いのですが・・・。







立てたほうが反射の具合が変わるので、良いか悪いかは別にして、やはり違いますね。メリハリはあります。 24mmのザグリの吸音とか柱の角での音の解析はあるでしょうが、それはまた、ゆっくりと対処しましょう。










リスニング・ポイントから28mmレンズで撮影。

明日、ボルトが到着予定。
順調に締めれれば良いのですが・・・テストで1本を違う場所に打ってみますが、入らなければ下穴の径を大きくしなければなりませんので、また2日ほど時間がかかるでしょう。

2012年6月28日木曜日

壁柱補強 2

スプルス4層4寸集成柱が到着。 ボルトの到着は未だ。 そうそう壁内側の柱を通すボルトですが、柱120mm×2+壁厚36mm=276mmを通して強固に接続するにはビスでは無理。
かといって、ボルトとナットは外壁を外さない限り不可能。
そこでビスとボルトの中間的なコーチスクリューボルトと言うもので止めることにして、ネットで注文しました。
長さ210mmのM9というサイズですから、ネジの太さは約1cmにもなりますね。
こんな太いねじ、そのままではとても入りませんから、まずは柱に下穴を通します。
錐がずれないようにポンチで跡をつけ細めの錐をインパクトドライバーにつけて垂直で真っ直ぐの下穴前を開け、次に長さ17.5mm・5mm径のドリルで下穴を通して、最後にネジ頭のナット用に24mm径深さ30mmにザグリを入れます。柱1本に7箇所これを作る訳で、初めの1本だけで1時間ほど掛かってしまいました。 


しかも、柱後から出たドリルの先は数箇所1~2mmずれてしまい・・・結構、正確を期すのは難しいですし、普段体を使う仕事をしてないのと還暦まであと1年という体力の衰えで、結構きついですなぁ(笑)


それでも朝から飯も食わず打ち込んで13本の柱全部の下穴作業は午後7時に終了いたしましたハァ~。
それにつけてもサーロジック村田さんのデモルーム作り・・・我物置とは比べ物なら無い大きさですから、これをセルフビルドでお作りになるとは、まさに敬服以外の言葉がみつかりませんね(超人です)。




出来た柱を物置に入れたところです。
柱が振動して低域を吸音して、これだけで音の抜けがよくなりました。サーロジックパネルはミッドバス帯域を吸音してくれるように、この柱はそれよりも低い帯域を吸音しているようですが、

柱・.壁・柱を強固に接続したらどのように変化するでしょうか? 期待に胸が膨らみます。

また、システムのバランスも大切なのは周知の通り、これは部屋にも当てはまりますね。

床に対する壁柱の強度比は1000倍以上弱いと村田氏に指摘されたとおり、床・天井対壁のバランスが悪いのです。最近導入したaitlabo EMOSIONや根岸さんの電源工事でパワフルになった我システムにスリットを入れごまかした壁よりも柱強度の脆弱さが明確になりました。柱より強固な壁はダメです。 

壁が幾ら強固でもそれを支える柱にそれ以上の強度が無ければ、不快な共振音で位相まで狂わされ悩まされますよ~。 こんな感じになると、どんなに素晴らしいハイエンド導入してても本領を発揮してませんよ~。

でも・・・床も天井も壁も弱い安普請な作りの部屋でもバランスのとれたところあるから、不思議ですね。

続く・・・。





2012年6月26日火曜日

壁柱補強

共振エネルギーを小さくするべく切った壁だったが最終電源工事の根岸通信さんの電源力のパワフルさに、壁柱の脆弱さが気になってしょうがない! 左が現在の壁柱の写真ですが床や天井に比べなくても余りにも貧弱です。


そこで補強ですが、内容積を確保しての外壁をはがし工事は殆ど壊して作り直し状態に近く経費も200~300万以上かかるでしょうから、内壁に柱を足して補強することにします。 見た目は悪くなるが、背に腹は換えられません。










余っていた4寸の集成柱をフロントに、とりあえずビス留めだけで貼り付けてのテストをしてみました。
悪くないですね。


強度は単純に横に並列に足して2倍ですが、縦に直列に接合すると2の3乗で8倍の強度になります。3本足すと3の3乗で27倍ですが、今回は床から胴差までの280cm4寸柱で素材は一番安いスプルスです。4層材ですから現在使用の5層材よりは少しはまし。 四隅の柱を抜いた柱の数は24本になりますが、今回はフロント3本にサイド壁5本×2の10本で合計13本を内壁から補強してみます。
ちなみに経費は、柱4800円×13本とボルトやその他工具で約8万円ほど。
真下棟梁は繁忙期で来られませんので、私の素人工事になります。


続く・・・。

2012年6月11日月曜日

スーパーハイエンド試聴会の音は?














スピーカー VIVID Audio G3 GIYA         290万
スピーカー VIVID Audio G1 GIYA         670万
スピーカー TIDAL PIANO Dlacera         490万
プリアンプ CONSTELLATION VIRGO       230万
プリアンプ CONSTELLATION ALTAIR       780万
パワーアンプ CONSTELLATION CENTAUR   280万
パワーアンプ CONSTELLATION HERCULES  1700万
SACD/CD   CH-Precision D1            360万
アナログプレーヤー TechDAS Air Force One  650万
フォノイコライザー BRINKMANN EDISON     120万



どれもこれも目ん玉が飛び出る価格ですね。輸入元のステラさんはケンタウルの280万は普通の値段と仰っていました(えっエ~~)

2時間ほどの試聴では自分の使っているVIOLAアンプとの違いはわかりませんが、最終的に音を出してるスピーカー3種の違いはわかります。この3種類のスピーカーどれも最先端テクノロジーの粋を極めたかのようなフォーカスとポイントがピッタと合った歪のないナチュナル、低域もシッカリ無駄のない出かたで非常に魅力的な音。好みは値段を考えないで聴いても、G3 GIYA。スケール感と低域の深さが凄いG1との違いは筺体の大きさとウーファーの口径が違うだけで、内容積は1/44つのウーファーのマグネットや構造は同じなのでG1と比べるとかなりリーズナブルですがそれでも290万。

TIDAL PIANO Dlaceraはドイツ製の木製キャビネットですが、そこはドイツ人魂で共振や鳴きを徹底して抑えた作りで、G1やG2の音と同じ傾向はこれまた凄い。ただダイヤモンド・ツィーターが高いそうで、どうしても価格は490万、普通のツィターに変えたとしても320万とは見かけからこれまた凄い。



紙や木は均一性が不確定、このような材質で作られたスピーカーと違う味の無駄のない正確無比な音のするスピーカーでした。 ヴィンテージものが好きな方にはあわないだろうなぁ。

2012年6月10日日曜日

スーパーハイエンド 試聴会


ステラ新製品スーパーハイエンド 試聴会開催。

日程 610()
時間 14001600
会場 CAVIN大阪屋6階特設会場

使用機材
スピーカー VIVID Audio G3 GIYA
スピーカー VIVID Audio G1 GIYA
スピーカー TIDAL PIANO Dlacera
プリアンプ CONSTELLATION VIRGO
プリアンプ CONSTELLATION ALTAIR
パワーアンプ CONSTELLATION CENTAUR
パワーアンプ CONSTELLATION HERCULES
SACD/CD   CH-Precision D1
アナログプレーヤー TechDAS Air Force One
フォノイコライザー BRINKMANN EDISON


気になるのは、アナログプレーヤーではなくスピーカーです。
最先端の音はどんなんでしょう?
これから聴きに行ってきます。

2012年6月7日木曜日

電源関係のエージング時間


現在7日目・音を出しながらの通電時間は100時間経過しました。


色々な機器やケーブルそして分電盤内配線や電源ケーブル、今回は更に上流部分の幹線のエージングすなわち馴染みを聴き及んでいるとSPケーブルもインターコネクトも電源ケーブルも機器も、どれもこれも高域から耳につき始め次第に低域に移動する感じがする。


耳につくというのは、周波数特性にピークとディップが入り混じったような部分だと思うのですが・・・良く解りません。

どんなものでも新しく若いうちは固いような感じがするもので、それを一言で癖と申せば解りやすいですかね。使用頻度や時間の経過とともにその癖も馴染んできてな気にならなくなり大雑把にフラットになるまでの経過をエージングと思っています。


長時間、今か今かと変化度合いを聴き続けるのは神経が疲れますので時間を置いてポイント毎に聴いていると、まるでスポットライトが高域から低域に向かって当たっていくかのように、通り過ぎた帯域の癖が無くなっていく。高域から中高域にかけては比較的早く3時間ほど・54時間経過頃(前回の工事は64時間程)で中高域から中低域の癖が無くなったのかいきなり有機的な音になり、次に低域に癖を感じるといった具合で7日くらいで一通り癖がなくなり自然な感じになります。

物量やケーブル長さ等の距離に関係なく今回の上流電源もエージング時間的には同じ傾向でした。

この後も聴き続けていると解らないくらいのレベルで良くなっていきますが、電子が通る導体の電源関係の大きく解りやすいエージングの山は1週間(100時間)でしょう。

2012年6月3日日曜日

電源二期工事模様 完


31日朝8時半、外線接続業者が来て接続開始。



作業は18分で完了。 は・早い!



二日に渡るとはいえ切り離しと接続時間は合計21分。
時給換算すると60000円ですから、

 根岸通信さんと比べると・・・気の毒なほど高いですね。



とは言っても、この部分は電力会社管轄なのでこちら側で作業できないので仕方ありません。

とにかく、電気が通りましたことに感謝。







昨年の一次工事はメーター二次側からでしたが、今回はそれの更に上流部分の工事です。



公開出来る大雑把な工事内容として。

1) 電力会社範囲外線接続点からのメーターまでの幹線。

2) メーターからメイン(契約)ブレーカーまでの配線。

3) メインブレーカー交換。

4) 引込開閉器ケースの制振。

5) 配電盤(分電盤)内制振。

6) 200V用サーキットブレーカー新設。

7) その他サーキットブレーカーの電磁波等干渉軽減の配置変換

8) 内部配線を新規盛り変え。



実際は根岸さんが本業の仕事を終え帰宅してからの数か月間の作業がこれらの数倍ありまして、その内容は私も見ていませんし、企業秘密的内容がありますのでお伝え出来ないことが残念ではありますが、悪しからず。



スタジオ関係のエンジニアやミュージシャンの依頼が多い根岸通信さんにしても初めての工事領域で、耳をダンボにして試聴開始です。



さて、全てのジャンルの音源で音出しです。



根岸さんと強電の松崎さんは帰りの都合で2時間半の試聴でしたので、第一段階の少しエージングが進んだかな?くらいで帰路につきましたが、前回の一次工事直後の印象と同じく、静か・綺麗・力強いが更に深く・もっと深~くスピード感をもって・・・ダイナミックレンジが大きくなったんのでしょうか音の切れ間や無音状態の静粛感が際立って静かに感じる。 予想していたより良い!凄い!



少し前にDACを導入したばかりですが、この変化量は一機器を変えたのとは比べものになりません。デジタル音源も凄くなったのですが、特にアナログが・・・あまりにも凄すぎ!!!

根岸さんも「アナログは濃くて楽しいのに、なんでこんなCDなんてメディア作っちゃっただろう?」 って言うくらいアナログと比べちゃうと薄っぺらな音に感じるのは我々だけでしょうかね?

上流電源はスピーカーを駆動すべく全ての機器がありったけの能力全開で働き始めるので、まるでシステム全体がグレードアップしたかのようです。金額を言うと下世話ですが数百万以上かけて機器を入れ替えしてもこれくらいうまくいくとはかぎりません。それの十分の一以下のコストの電源工事でバランスを崩すことなくシステム総入れ替えくらいのグレードアップが出来るんですから、電源工事?ふ~ん?なんて言われる方は、気の毒でしょうがありません(可哀そう(_)!!)。もっとも電気工事士であれば誰でも出来る工事ではありませんが・・・。

機器のグレードが上がれば上がるほど、能力を出し切る電源は大切。気づくまで解らないでしょうねと・・・根岸さんは帰られました。



オーディオは自分が聴いて良ければ満足なもので人様に聴かせるためにやっているわけではないですし、評論家のような嘘くさい上手な表現も出来ませんので、

本心から素晴らしい!!!大満足できる音になりまたよ!!!くらいの感想でお仕舞です()

2012年6月1日金曜日

電源二期工事模様 3

配電盤内の制震シート貼り完了。















作業時間4時間ほどかかりました。

叩いた音は、以前の軽自動車から高級車のベンツになったかの様になりました。

こんなもの貼るだけでこの効果には驚きました!









小(サーキット)ブレーカーはこんな配置にしようかな~と置いてみたところ。

変な配置と思いでしょう?

私の考えでデジタル・アナログ・200Vを電磁波干渉から出来るだけ離そうとするとこんな風になりますが、配線する根岸さんは頭を抱えるくらい大変だそうです。

こんなことを出来るのも大きい配電盤のメリットで普通はブレーカー同士が肩寄せ合ってならび干渉しあっていますね(笑)

最終形のブレーカーは縦にしましたが、写真を載せても美しくないので、このへんで。







メーター内配線完了。
すべての工事は順調に進んで午後5時半に完了。
残すは明日、北電紹介の電気屋さんが幹線の接続をして始めて電気が通ります。
続く・・・。