2010年1月23日土曜日

サウンド・スパイス バー?

一月某日、伊豆の鉄人Wさんから、長い小包届きました。














前回、試した棒っこです。

棒っこではあんまりなので、高音をスパイス的に調整出来る棒ということで、サウンド・スパイス・バーという命名を勝手につけさせて頂きました。


Wさん如何でしょう?(笑)







アマゾンジュラという、比重1の板を18mmにホームセンターでカット(この幅ではこちらのホームセンターでは切ってくれません)し、さらにご自身で半分の9mmにカットしたものです。

堅い木質なので、さぞや大変な作業と思います。









音の傾向を探るには、ただアバウトに立てかけるだけなので非常に楽ちんです。













前後は180cmの長いままでよいのですが。












リスポジ・サイドの長さが気になるので、長さ(高さ)の調整の始まり。










ここの(リスニングポインサイド)部分に反射物を設置するのは、解像度が落ち逆相感や圧迫感が出るのでタブーとされている場所です。
また、壁表面と一体に設置するものとの反射率が極端に違うと、反射の断層という悪玉も出てきますが、当物置はウレタンニス塗装の堅い壁のお陰でこれらの現象は目立ちません。
石膏ボード壁にこのような固い反射物を取り付ける場合、上記の悪玉がごっそりと出て可能性があります。




前回の写真と比べて頂くと分かりますが、高さ180cmを120cmにしたところ。
意味は、反射=引きつけ です。高域反射用といっても、高いところ(特にサイド)に設置すると全体の音が上に引っ張られ落ち着かなくなりますので低い位置に来るように設置してみました。
これで大分落ち着きましたが、まだ高いようです。





下に貼った棒も撤去して90cmの位置で落ち着きました。後ろにある柔らかい180cm高さの棒は、リスポジ耳の後ろに位置しているためかそんなに気にはなりません。
この部分は後ほどテストする予定です。









棒の間隔は16cmでしたが、低くなった分面積が少なくなったので、その間に足して8cmとなりました。 この間隔の意味はありません。ただ適当に聴きながら置いただけです。
音速÷距離で周波数は計算出来ますが、全体容積分の設置面積以外にもパラメーターはたくさんあるでしょうから、音響工学的計算の出来る方は試されては如何でしょう。でも聴きながらの方が正確と思います。






前後の平行壁に置くスパイス・バーの数は後ろが下6本・180cm上4本の計10本で対する前面はSPパネル正面部分2本づつの計4本で十分効きます。倍にしてもそれほど変わりませんが、直行するサイドに置くととたんに騒がしくなりました。
しかしその手前にあるパネルに立てかけたところ、広がりと高域の艶が出てきてグーです。
悪玉を出さない為、壁に直つけをしないで、足をつけて壁から離して立ててみる等々、色々な使い方の出来るサウンド・スパイス・バーの簡単なご紹介でしたが、これからも適時アップさせて頂きます。