2011年6月29日水曜日

電源再構築編 4


一般回線用筐体アース(上)腐食している
                     アースを見ていただく。照明・エアコン等の一般回線用の分電盤からのアースがオーディオ用の分電盤(配電盤)筐体にアースされている。これは宜しく無いということで、切り離していただくことになりました。 外してみると電気的なものなのか判らないですが腐食していて、これでは用を成さない状態でした。オーディオ的なものを判らない電気屋さんがすると普通はこのようなアースのとり方をするとの事。余計な一般回線のアースは単独の20Ωの線へ接続していただきスッキリしました。(気分的にでもこの効果は大)  アースも良し悪しで、中途半端なアースでしたら逆にノイズや下手をすれば雷を拾い逆効果が多いとの事、なかなか単純ではありません。



次期工事用の分電盤からの直接インレット電源ケーブル用の長さを測る為の作業中。


ケーブル長さを測る準備

インターコネクト・ケーブルとプリ接続のストレスを無くす為このようにしました。

2011年6月28日火曜日

電源再構築編 3


東京都内以外は出たがらないと言われる、N2ケーブル根岸さんこんな遠くの北海道の我物置に27日午前10時到着しまして、根岸さん曰く来てみると意外と近いですね!とのお言葉。
まずはボーカル等から試聴していただく。 鳥肌が立つとのこと。
次はジャズ・ロック等の音数の多い楽曲。
若干美味しいところ吸われるが残響時間短縮のためラグを敷いて・・・完璧で何に不満があるのか分からないとのこと。(お褒め頂きありがとうございます)
いやいや、私とて不満があって根岸さんに来ていただいたわけではなく、今の環境の中で更なるベストを目指す意味で未完成状態電源周りを再構築して仕上げたい意向を伝える。
持って来ていただいた8mと70cmのインターコネクト・ケーブル。
3.5sqとは思えない太さと重さ!シールドがしっかり!特にコネクター部分の作りが並ではない!! ミュージシャンやエンジニアがスタジオでのハードでラフな使用を想定して耐えられる作りに見ただけで納得です。
カッチリ・シッカリと機器に繋がり安心感抜群な接続感を体験後、試聴開始。エージングなしの繋いですぐの第一印象は高域の倍音成分がきれい伸びが聴き取れる。中低域は変化なしだが、ド新品のケーブルを繋いですぐに変るのもおかしなもの・・・4時間経過後なじみ始め厚みが出ててきましたね。
根岸さん曰く・・・インターコネクト・ケーブルは機器と機器を繋ぎマイナス調整的役割を果たすもので、決してプラス的に働かせるものではないとの事。
したがってケーブルを変えて音が良くなるのは、以前のケーブルの機器との相性や使い方が悪いと言うことですね。(うん!納得)

以前の電気屋さんに作ってもらったインレットとケーブル。
宜しく無いですね。とのこと・・・電気屋さんが作るとこうなるそうです。(自分で作ると更に悪いですが)

N2ケーブルの作りを見ると一目瞭然ですね。
 
宜しくないインレットとケーブル

N2ケーブル


2011年6月26日日曜日

電源再構築編 2

しばらく電気関係を調べていました。


電源関係ケーブルと信号ケーブル部分だけでももう本当に難しくて・・・特にオーディオ的にトータルに網羅しているものも無く何が何だか良くわからん!というのが本音ですが、一生かけて調べても解からないでは、進めませんので、とりあえず実践から始めます。



明日27日にN2ケーブルの根岸さんが分電盤周りの下見(現場調査)に来札いただくことになったのは前回のとおりです。

いきなりN2製分電盤を新調する方法もありますがそれではあまりにも当たり前すぎて面白くないので、あえて既存の分電盤を改造してどのくらいの効果があるかが今回の下見の目的であります。しかも電気の進行方向とは逆の機器側からの信号ケーブルから始めるほうが一般的に解りやすいかな?ということで、明日はプレーヤーとプリアンプ間・プリアンプとパワーアンプ間のインターコネクトケーブルを持って来ていただくことになっています。(SPケーブル今は作っていないそうです)



電源・信号ケーブルともに目的は、順不同で大きく分けて

1. ノイズ

2. 伝送損失

3. 電圧降下

4. 抵抗

5. インピーダンス

6. 磁性体の排除

7. ヒステリック歪み

8. 振動

等の改善です。

電気の通り道である導体の種類や構造も多種多様なのは承知でしょうが、単純に接点の数やその素材だけでも深いですね。

1) 電柱トランスから引き込み線

2) 引き込み線から引き込み開閉器(メーター)

3) 引き込み開閉器から分電盤

4) 分電盤からコンセント

5) コンセントから電源ケーブル

6) 電源ケーブルから機器(最低プレーヤ・プリ・パワー3か所以上)

この間にケーブルが介在しますので分電盤内を省いて大まかでも8か所の大きな接点が普通ですね。ちなみに当方では分電盤から機器へはケーブルにインレットを付けてコンセントは省いていますのでこれだけでも接点は3か所程少なくなっています。(良いか悪いかは別にして)

2011年6月14日火曜日

電源再構築編

部屋の改造は限界まで達した模様なので、お次は電源周りの整備に入ります。


現時点での引き込み側電源線は、

A)柱トランス引き込み線がDV60sq20m

B)メーターから分電盤CV60sq5m

C)分電盤から機器へインレットプラグでの直結VCT8sqが4m2回路と10m2回路

     (短い4mはプレーヤーとDCプリへ接続、10mはパワーとサブ・ウーファーへ)

LV5.5sqでホスピタルグレードコンセント2個口へ4m2回路の合計4個口

(アナログプレーヤへ1個使用、3個は未使用)

D)アースは0.8Ω

 照明その他の一般回路はメーターから一般用の電線で分岐して家庭用以下の分電盤を介して接続していますので、オーディオ用専用分電盤(または配電盤)に一応なっており200v用機器はありませんので全て100v用電源です。

A) からB)までは電力会社の持ち物なので、勝手に触れませんので、弄れるのはB)から後のメーターからの電線以降となりますが、分電盤周りまではもちろん電気工事の免許がない方の工事はご法度で、免許のあるプロに頼むことになります。といっても電気知識や免許があるから誰でも良いと言う簡単・単純なものでもありません。オーディオの音に対する効果への経験と深い知識が必要な領域です。

私の場合既存の分電盤盤関係はオーディオルーム建築時にオーディオ用の電源に知識の無い私の依頼を受けた知り合いの電気工事士に工事していただいたものなので、改良点は多々あるのは当然のことなのでこの部分がメインになりますが、初めにしてしまうと良く判らんと言うのもありますが、楽しみは最後に残す意味で既存のものを改良後に手掛けます。

今機器間のケーブルは色々なメーカーのものを使っていますが、一番お高いものでAETのSIN EVO(80cmで15万円)というラインケーブルをもっていますがプレーヤーとプリ間に使ってみて相性が悪いのか、現在は数千円のケーブルを使っております。気になっているのはプリとパワー間が10mのトモカで買ったmあたり数百円といケーブル・・・コネクタも接続がゆるゆるな感じで音がまともに出ているのかなんか心配。と、大まかに当方の現状ですが、手始めはこの部分から始めます。


しかしネットでちょっと調べても電線の種類だけでも沢山ありまして、オーディオ用ケーブルはもっと膨大! 抵抗だのインピーダンスだの導体の種類や純度から始まり・・・なにが良いやら悪いやら理解力のない頭には訳ワカメですね。そこでここはやはり経験と知識の豊富な方にご指導をと、実際に電源環境を構築されていて斬れの良い音を出しているEVAさんにN2ケーブルの根岸さんをご紹介いただき請け負ってもらえることに相成りました。イントロのラインケーブルは今月末に到着予定です。

続く・・・。

2011年6月1日水曜日

スピーカーの位置

少し戻りまして、SPの位置について。
SPと部屋の床・壁・天井の距離と反射率で、周波数帯域の位置が動きピークとディップが大きくなったり小さくなったりします。位相干渉というものですね。
①床に目盛を書き音を聴きながらとか、②位相干渉シュミレーションソフトを使いその位置に置いてと色々やってみました。
①の方法は時間もかかり神経が擦り切れて訳が判らなくなります。
②の方法も①よりは試しやすいですが、ハッキリ言って音は多少変わりますがSPの素性が変わるほどの激変はありません。むしろ好みの問題かな?と感じます。

一番変化を感じるのは、フロント奥に置くとSPからの直接音が減り奥行き感が減少し平面的になり。
手前に出すとSPからの音圧が増え奥行き感が増し、立体的になります。
左右方向に広げるとスケールと拡がりが増し、狭めると密度は増しますがスケールと拡がりが減少と、ごく当然な話で面白くなくて、すみません。

ところが、SPの内振り角度で印象が大きく変わるんですね~。
使っているSPはソナスのエリプサというバッフル面が大きく面で押してくるタイプでSPキャビネットも盛大に振動しています。
空気が音に変化するようなバッフルの小さい現代的SPでしたらミリ単位で音が変わるということもありましょうが、エリプサでは少し外振りで私好みの音楽的な表現になりました。