2011年8月25日木曜日

帰ってきたCDPのその後

左右出力端子を交換して2週間ぶりに帰ってきたDENON DCDSA-1(定価50万)と198のAVプレーヤーとの比較を書きましたが、3日以降から徐々に本領発揮して今日で6日です。
やはり値段の差はハッキリ出てきました。当初は呆けていた切れも戻り。左右・上下・前後・背景の奥行感は段違いです。

その前の3週間ぶりに戻ってきたシンフォニーもやはり3日以降から徐々に良くなってきたことを思うと、やはり機器は使い続けてないと、全く話にならない音になってしまいますね。

大きな要因は、電気を貯めるコンデンサーかと・・・コンデンサーといっても色々な種類のものが使われており平滑用としては電解コンデンサー・フィルムコンデンサー・パスコンと言われるバイパス用コンデンサー等々大きなものから小さなものまで、結構な数のものが使われており、全て電気を蓄える電池的な働きをしています。 これらが全て抜けてしまうくらい長い期間おそらく2~3ヶ月も使っていないと、中身のコンデンサーを全て交換する羽目に・・・早い話が修理交換しても殆ど使い物にならない音になるでしょう。 おお!怖!!

当方では2週間の期間通電しないだけでも、戻るのに毎日6時間以上音だしして、一週間でやっともとの状態に戻りました。

2011年8月22日月曜日

電源関係まんが図

まあ!電源周りは口や文字で説明しても、解りづらい。そこで、漫画図を作ってもみました。

黄色の部分は、電力会社管轄なので触れません。

灰色は土の中に打ち込んだアース棒、最大1.5mのアース棒を6本9m打ち込んだところが1箇所で2m置きくらいに3本~2本で合計80本程打ち込んで並列に繋いだ1箇所が0.8オーム。その他、別に単独で2箇所それぞれ30オームと20オームがあります。アースは緑の実線です。
以前は、全ての機器のアースを分電盤でまとめ接続していましたが、緑色の点線がインターコネクトケーブルなのですが、これも機器のシャーシと導通がありアースがループになっていました。
現在は、CDP一箇所からアースを落としています。アースのループは解消されましたが、機器同士はつながっているので共通インピーダンスになっています。(あちらを立てればこちらが立たず)
メーターから分岐している照明その他の分電盤アースは以前は0.8オームと一緒になっていましたが現在は別の30オームに落としています。(大地では繋がっていますが)20オームの一箇所は遊んでいます。

白地の赤部分が9月9日(なんか日が悪そう)に行う最終大工事となる電源関係です。
普通の電気屋さんに頼むと普通CVT・CVという幹線ケーブルになりますが、この線は圧縮線なのです。表面積が増えるので、効率は良いもののオーディオの音的には良くは無いそう。詳しいことは解りませんが、線にストレスが常時かかっているのと同じ状態なので、低域のスピード感に悪影響を及ぼしているそうです。
実際やってみないと解らないので、この線を全てより線系のケーブルにし、さらにシールド加工して、シールドを大地アースに接続します。
分電盤は筐体と場所は現状のままですが、内部の基盤・ブレーカー・配線は全て変わります。

2011年8月20日土曜日

帰ってきたCDP


アウトプット、RCA端子ねじ止め部分が割れている
                                先月
上:パイオニアAVプレーヤー
下:DENON DCDSA-1
メカ部分のユニット交換したばかりのCDPでしたが、新たにRCA出力端子が筐体にめり込んでしまい、またもや修理に出していたのが帰ってきました。修理代金は6600円でしたが、お盆休みを挟んでしまったので2週間かかりました。 久しぶりの通電なので、やっぱり音がなまっているのか、しっくり来ない。 
AVプレーヤのほうが良いんですよね~。翌日も何度聴き比べても、おかしいなぁ~。
たしかに、DENONのほうが低域の量感もあり中高域もキレイなんですが、パイオニアAVプレーヤーの方が低域のグラデーションや中高域の斬れがある。???50万円対19800円ですよ???耳が可笑しくなったかな?

DENONのDACを光ケーブルで経由してAVプレーヤーを繋ぎ、両方のトランスポートを切り替えながら聴き比べる。
どうもDACの違いではなさそうです。あきらかに先述の通りの音の違いがハッキリしている。こうやって聴くとJAZやポップス系はAVプレーヤに軍配。
ドラムの無いゆっくりしたヴォーカルやクラシックはDENONか。
それにしても操作性は別にして音的に値段の差はないですね。シンプルで軽い筐体と中身が軽く斬れの在る弾む楽しい音を出しているのかなぁ。 いずれにしろしばらくは二種のトランスポートで楽しみが増えました。



2011年8月14日日曜日

帰ってきたヴィオラ・シンフォニー



7年前購入のAVプレーヤー(19800円)

パワーアンプ3週間ぶりに帰ってきました。 残留ノイズはヴィオラ規定値の1/3から1/4で、「十分低い値でございました」とのこと。早速接続して音だし・・・コンデンサーが抜けているのでしょう音がゆるい! 音を出し続け1時間半ほどで本来の音に戻りました。 やっぱり良いい~体が反応して自然に動き出してしまいます。



CDPの出力端子がめり込んでしまい修理から帰ってくるのが22日頃なので、それまでは7年前購入した19800のAVプレーヤーで聴いてます。 厳密に聴けばバランスとか解像度は落ちますが、パワー・アンプほど変化はありません。とに「かく音に対する支配力はパワー・アンプですね。SPが変わちゃった?くらい音が劇的に変化します。プリでも変わりますがそこまでの変化はしません。しかし改めてヴィオラは力強い!! 腹にズンズン来ます。 エソテリック・A-02も駆動しやすいSPでは良いのでしょうが、ソナスファベールのエリプサは電気大喰らいなので、全然役者不足でした。

FMアコースティックFM255もお帰り頂き、使っているのはやはりバッテリープリです。

バッテリーDCプリ・アンプ


アースは必要か? その1

自分でも支離滅裂なブログなので、読まなくても結構ですが興味のある方はどうぞ。


まずは、アースって何?その効果は?ですね。

オーディオ的にその効果は疑問?というのが大勢を占めていて、確かにアースを制する者は電気をも制すと言われるくらい難解で難しいものですから、しないほうが良いというくらいのものです。

当方のアースも昨年の測定では0.8Ωという結果でしたがその効果は如何にですが、一番解かりやすいのがアースを外して聴いてみることですね。

答えは、外すと一般的な普通の音です。じゃ!それでいいんじゃない!と思われる方はそれでよろしいんじゃないんでしょうか。

メロディやリズムが変わるほど劇的に変化はないですが(そんな変化はおかしいですよね)、際立つ立体感とか音の動き・深みのある奥行きや解像度その他諸々は天と地ほど差です。これを欲しい方には大きな変化ですよ。さらに強く言うと解からない方には勿体ないですから必要ありません。



アースはフレーム接地とシグナルGND接地の2種があります。


柱上トランスにもフレーム接地はしていますが、これは落雷などの事故時に備えてのトランス専用、赤黒白の電力線の白がこれに繋がっているのでアースとも言えますが厳密に言うと距離がありすぎるのとメインブレーカーには三か所に分けて接続しているのが普通で、オーディオ的な意味のアースの効果は無い。しいて言えば電源の極性でコンセントのマイナス側はどちらかなと皆さんがやられているものですね。これでもきちんとされれば音は激変と言われる方がいるくらいのものですから(笑)。



それでは、フレーム接地の目的と効果とは普通は 安全対策 ですね。

 家電のアースといえばこれです。フレーム接地は一般に機器のアース端子、または3P電源プラグのアース端子から、コンセントのアース端子もしくは、専用の地中アース棒に接続する事で実施される。機器のアース端子は基本的に機器の筐体に接続されている(一部オーディオ機器によっては接続してないものもあるそうなのでこれが難解!ですがシステムで測ればテスターで測定できる)。

 いわゆる、アースと言えば漏電時の感電防止というのが普通ですが、。

 オーディオ機器におけるフレーム接地の意味は、安全対策に加え、副産物とも言る効果のシールド効果によるノイズ軽減と言う側面が大きい。

 オーディオ機器の筐体は導電体であることがほとんどだが、電気回路を導電体で囲み、接地することで静電誘導によるノイズ発生を防ぐことが出来る。囲むだけでも効果はあるが、接地した場合に比べ効果は薄い。機器自身が発生するノイズ源を筐体外に出すのを防ぐことで、他の機器への影響を低減し、また、他の機器が発生するノイズ源を筐体内に入れることを防ぐ事で、ノイズの発生を低減する。

 ノイズ源はいわゆる電磁波と呼ばれる物。

電磁波=電波=電界+磁界 ですね。

人体にも有害かどうかはいまだハッキリしていないが、静電誘導および磁気誘導を引き起こすため、電気回路に対して有害であることは間違いない。

シグナルGND接地

電気回路を流れる電流の戻り側(-側)をシグナルGNDと呼ぶ。常に安定した電位(これを説明するとまた厄介!)を保つことが望ましい。シグナルGNDの接地は電位を安定させる目的で行われる。

オーディオ機器においては、複数の機器を接続して使用するが、各機器を接続する信号線インターコネクトケーブルによって、シグナルGNDは接続される。(但しケーブルの外側とシャーシの導通しているのが条件)

各機器すべてのシグナルGNDを個別に接地すると、アースループが形成され、動作に不具合を起こしたり、ノイズの原因となる可能性がある。

意図的に接地を行わなくとも、機器によってはシグナルGNDが筐体に接続されている場合があり、このような機器では、フレーム接地によって、同時にシグナルGNDも接地されている事になる。このような機器がオーディオシステムに複数ある場合は、やはりアースループが形成されており、不具合やノイズの原因となる可能性がある。

インターコネクトによりシグナルGNDが共通化されている複数の機器において、アースループを避けるためには、一つだけの機器からシグナルGNDを接地する必要があるが、これにより各機器のシグナルGNDは共通インピーダンスとなり、やはり不具合やノイズの原因となる可能性がある。

と、全くややこしいですが、オーディオ機器に置けるシグナルGNDの接地は、アースループと共通インピーダンスという、いわば矛盾した問題を抱えているので、完全に双方を解決することはほぼ不可能、最適の方法は試行錯誤によって見つけるしかないです。

気が向けば続くかも・・・。


おまけ
ノイズは電磁波と静電気

シールドケース・シールドケーブルで外部ノイズの遮断と外部へのノイズ放射を遮断。

ノイズ=高周波

信号線は回路上的にインピーダンス、ゼロだが現実には必ずインピーダンスを持っている。

インピーダンスは電流が流れれば、電圧が発生する。この電圧がノイズ。

電池は高周波ノイズは発生しないが、負荷による電圧変動や消耗による電圧降下がある。

一定電圧にするには電圧レギュレーターが必要だが、スイッチングレギュレーターはノイズの発生源。

接地線(アース線)は、太く・短く・ストレート。

線がループを作ればインダクタンスは著しく増加するので出来るだけストレートに配線、また線が長いとアンテナ作用によってノイズを拾うが、接地線が大地に対して低いインピーダンスであれば、問題なし。

抵抗+コンデンサ+インダクタ=フィルタ→周波数特性が複雑

インダクタとはコイルのまたの名。
コンデンサは電界・インダクタは磁界(両者ともエネルギーを貯める)を利用した素子。
抵抗はエネルギーを消費する。
トランスは二つのインダクタが磁界によって結合したもので、一方から他方に電圧を伝える。










2011年8月11日木曜日

理想の音

私の求める理想の音はメリハリがあって優しく、天使のように繊細で時には悪魔のように力強い音。




オーディオ再開から5年でまあそこそこ出来たのもサーロジック村田氏始め皆様のお蔭様なのですが、なかなかこのような音には巡りあわないですし到達は難しい。(贅沢な希望なんですが)



特に低域の「厚み」・「抜け」・「切れ」・「弾み」が大問題。



部屋で色々と調整したが、おぼつかない。密閉空間の限界かと思い、音抜けは完璧と野外ステージで聞くがPAシステムをつかったコンサートは一流アーティストでも全くお粗末至極の音で話にならない!(目を閉じて聴いてみると解りますよ) が、たまたま湖の畔で聴いた高校生くらいのブラスバンドの演奏が低域のこの「厚み」・「抜け」・「切れ」・「弾み」を再現していたのには驚いた。ステージなど囲いも無い安普請で周りは木々が少々といった環境。演奏は上手いわけではないが思わず引き込まれ拍手喝采してしまう。



うーん。。。そういえば音楽用に作られた空間では、感動する音楽は聴いたことがないですねぇ!



部屋・電気・機器と自分なりに全力でやってきたが、この典型かなぁ。



と、いいながら最終となるN2ケーブルの根岸さんによる電源周りの大工事は9月8日と9日になる予定です。

2011年8月8日月曜日

ヴィオラ・シンフォニーのその後

輸入元ゼファンさんに点検をしていただいていましたシンフォニー・パワーアンプはノイズ現象が確認出来ないとの連絡ありまして再度、使っているシステムと環境の説明。




当方:プリとのケーブル接続無しで、パワーアンプの入力はオープンでのSPとの接続。

ゼファン:パワーアンプの入力はショート。



当方:「ジ・ジ・ジ・・・」というノイズが出ている。

ゼファン: 「ジ・ジ・ジ・・・」音は確認できない。残留ノイズ音は普通「シー」とか「サー」と言った地味なノイズ。



当方:左右同じ大きさではなく左が周波数低く大きい。

ゼファン:電源の入り口とアースは共通だが電源回路は左右独立なので、厳密完全に左右同じ音と音量にはならない。(モノラル化と同列)



とのことで、メーカーサイドでも以前このような現象が出て恐らくアースが起因のノイズではないかとのことです。(正すのに半年かかったそう)

現在お借りしているエソテリック・A-02パワーアンプでは同じ環境で全くノイズを感じないのはゲインが低い為か? シンフォニーのゲインはそれよりは明かに高い。駆動力や音の差を考えるとゲインの高い低いもあちらを立てればこちらが立たずみたいなものでしょうね。



ノイズと言ってもリスニングポイントで聴こえるものではなく、ツィーターに耳を付けてやっと聴こえるレベルのものですし、気にしなければそれで済むのはもとよりだったのですが、こういうことは気になると安心して聴いていられなくなるもので・・・いずれにしても、メーカーサイドでは機器的に異常はないとのことで、言わば「お墨付き」をもらったようなものですから安心して聴くことができます。



それにしてもしばらく調べ続けていますが、訳が解らないくらいアースは難しい・・・「魔物」とはよく言ったものです。 何時になったら理解できて使いこなせるかこれもまた楽しみです。