2012年12月27日木曜日

2012年を振り返って


1月:壁スリット入れ&ニス塗装剥がし工事(工期1週間)
  壁の共振エネルギーとニス乾燥による細かい皺状表面のゴースト反射低減

2月:スピーカーのねじトルク管理
  正直な感想:木ねじでトルク管理なんてナンセンス!

3月:残っていた床のビス留め
  壁の共振エネルギーが減った為、全面積の半分程しか留められなかったキューブ状パネル床全てを土台にビス留めすることが出来た。

4月:AITLABO DAC EMOCION導入
  皆様興味深々! 当ブログにてもアクセス数は断トツ。試聴させていただけますのでお試し下さい。

5月:電源工事上流側工事(工期2日)
   昨年は分電盤から下流までだった工事を、分電盤制振と200V化含め建屋引き込み側全線を根岸ケーブルに交換しこれにてオーディオ専用電源は全て完了。根岸電源はリーズナブルなのに仕事が職人業的丁寧さ、力強く弾む低域とピュアな音色で色付けのなさは特筆もの機器の能力を確実に出し切ってくれます。

6月:壁柱補強工事(工期2週間)
  電源エネルギーが強くなり機器の能力全開状態になったので音のエネルギーも増大。トレードオフとして共振低減した壁がその土台の壁柱から共振し始めた為、柱を足して補強

7月:ブロック積み(作業期間1ケ月)
  柱は強くなったもの柱間の壁が軟弱さを更に露呈、その壁に蓋をする意味でブロックを積み上げる。

8月:サーロジックWASIN導入 
  実音部分を引き付けないのは、固いウォールナットと更に固いメープルの横の細いリブが高い高域部分に効いてるのだと思う。艶・瑞々しさが出て楽しく明るい音になる。
  
9月:バナナプラグ導入
  昔のものより作りの質がよく、Yラグより接点の面積も多く密着が良いように思う。

10月:伊豆組来訪
  遠くから4度目の来訪有難うございました。

11月:ブロックへペンキ塗装(2週間)
  以前より気になっていた中域の薄さを解消すべくブロック表面の細かい穴をふさぐ吸音対策です。250hzから4khまでは1秒以上のフラットな残響時間になったはずだが、
  中高域は煩くはない。

12月:特になし
    除雪で大わらわ。

まとめ
  今年も改造壁人でした(笑) 
これもあれも、アーテイストとエンジニアが意図した録音を細大漏らさず色付けなく聴き感動したいだけ。
  色付けのない音といっても、どんな機器にもケーブルにも個性があり空間においても
過度な反射や特定帯域だけの吸音等も色が付くもので、どんなにフラットにしたところで、周りにある物体固有の反射音はあるわけでして全く色付けのない音なんてもの
は無いでしょう。
つまるところ音を奏でる空間は、なるべく音は抜けすぐに消えてくれる方向がベストですね。(特に低域は出すのも消すのも難しい)
それとは相反する音抜けが悪く反射の強い石状のものをここまで設置することは意に反する作業でしたが、面積比率が大の柱と壁のブーミングの悪さ度合いは遥かに大きなことが確認できた2012年でした。

サーロジックのブログに「平成24年度 無償ルームチューニング総括」のタイトルで
参考になる記事があります。
http://salogic.cocolog-nifty.com/blog/


2012年12月8日土曜日

音の違い?

ブロックの吸音対策が完了し、何かが変ると必ず聴きに来られるありがたいtakeotさんの訪問です。
今回はそれにプラスしてSPを代えプリ・DACを使わないサブ・システムでの試聴とtakeotさん持参の最新録音レコードの聴き比べですが、判るかな?


センターに置いたJBL A-60。
15cmユニットとツィターの2ウエィ・システム。


セッテングは、逆オルソン。
音が全体に周り、センター定位もステレオ感もよし。



プリの代わりに2900円で買ったミキサー。
ミキサーは再生用ではなく録音用なので、出来るだけ中身がシンプルな安物のほうがいいかな?と思って。まあ。はっきり言ってボリュームだけあれば良いという代物ですが、フォノもマイクも繋げれるしイコライズも出来ると面白い。メーカーはメロス。。。エロスではありません。

DCプリの横、ケーブル長さの都合で宙に浮いて置いてます。

このサブシステムにAITLABO DACを外した音を聴いていただく。
ちょっと聴きでは、言われないと解らないでしょうね?(笑)

SPはともかくプリやDACは特に判りにくい、この後機器を戻しながらやっと音の違いが判るわけですが、それでもちょい聴きくらいでは良さが判らないみたい?
好みもあるでしょうが、takeotさんはDACの差はあまりピンとこない様子でした。(説明して理解されました)

プリについては、2900円のミキサーはメリハリがあるもんだから、
こちらの方がいいかなぁ~なんて仰る!(なんと!正直な!!) 
う~ん。。。そんなこと絶対ありません(汗!!!)。 
でも・・・クオリティは低くてもそれなりに聴けるんですよねぇ!
一聴楽しく分かり易いかも知れませんが、情報量が少なく堅く情感のない音です。

takeotさんが仕入れた、ドナルド・フェィゲンと由紀さおりの最新録音レコード。
私手持ちのCDと比べたが、録音がデジタルだとやはりDACを通す分だけCDの方が聴き易い。



上左:最新リマスター版/上右:昔の国内版
下左:リマスターCD/下右:イギリス版
左上のレコードはtakeotさん奮発して買ったビートルズBOX。
思い入れがあるのに申し訳ありませんが。私の好みとしては、一番良かったのは
右下のイギリス版。次に国内盤そしてCDでした。
やっぱりレコードはマスターテープに近い録音のほうが絶対に良いですね。
これも好みがあるので人様々ですが、私は、なるべくテープ音に近い古く安いレーコードを中古屋さんで買うスタイルがいいですね。わざわざ高い最新録音レコードは要らない!
環境が整えばシステムも安物で良いですね?(でも。良い物は絶対的に良い)
takeotさん悪しからず。