2011年3月30日水曜日

床工事 完了。

毎日アクシデント続きが最後まで続き疲れましたがやっと午後4時頃床工事は一応完了。 一応というのは、床はフロント側から1/3程しか固定してないからです。 理由は前回述べたとおり重い床が動くことで低い帯域が吸音できるかどうか試す為です。
当初は少しづつものを入れて音の確認と思っていたものの、大工さん2名の手伝いがあったもので、一気に全て搬入しまして、とりあえず適当に置いて音出しです。

調整もしていない素性の第一印象は、
消えるべき音がすぐに消えシャープになり見通しが良くなった。
どろどろした低域も切れ良く弾む。
全体に抜けもよくなりました。
私好みの素直でいやみの無い、何時まで聴いても疲れない音です。
この工事は正解でした。 
考えが間違っていないかハラハラ・ドキドキものでしたが、ほんとにホッとしました。

床工事再開5日目 その4

何をしているのでしょうか?                         踵で踏んで音を聴くと左右で極端に違う箇所がありまして、その原因を究明すべく、床を外しているのです。         結果、なんと信じられないことに基礎に打ち込んだアンカーボルトのメスが外れている。 しかも3箇所も・・・おいおい!ボルトを締めているときに判るでしょうが? 今日はいない大工さんの担当箇所でした。 切った貼っただけの大工は勘弁してよ~。 オーディオルームは普通じゃないんですよ~。 一般住宅でしたらこんなこと気づく方もいないからと、言ってもダメだよ~。 全く、プンプンものです。                                アンカーを外してみるとこの通り。   斜めに入ったボルトを無理やり締めたものだからそのまま途中でボルトとメスが癒着して外れていました。 ホームセンターに買出しに行った大工さんが、同じものが無いと言うことで自身でねじ屋さんに買出しに行く羽目に・・・2時間ほど床張りがロスになりました。                                                        

床工事再開5日目 その3

床と壁が完全に離れている建物はまずありません。 建築上は掟破りですが、                    またまた掟破りの壁きりをしました。                 左右壁は7mが一枚壁状になっていますので、どんなに強度があっても面積が大きいだけにたわみ率が大きく共振エネルギーも大きくなります。                              そこで高さ2.4mの真ん中あたりから左右壁1本づつ厚さ35mm程の深さを丸のこでカットしていただきました。              壁を叩くと判りますが、振動時間が短くなりました。
上と下は丸のこがな入らないので、手のこで切ります。

床工事再開5日目 その2

巾木の取り付け。                               床と壁は縁切りしてますもので、巾木も床から完全に離れています。

床工事再開5日目 その1

いよいよ、最後の床パネルを貼りつけです。 重い・堅い・量があるのでこの工事、単純そうですが毎日思わぬアクシデントの連続。                 午前中で完了の予定ですが無事終わるでしょうか。                                              床の固定はパネル1枚につき4隅と中心を12cmステンレスビスで止めますが、固定するのはフロントから280cmまでと、壁直近だけ。  その他は土台に乗せてはめ込みスタイルです。             止めるのは何時でも出来ますし、重さ35kgの床の動きで低い帯域を吸音するかもしれません。しばらく聴いてから止めてみるとハッキリするでしょう。                                 フロント側だけなので早く終わるのではと思っていたのですが、下穴用のキリもやっと通る堅さ。 ビスもなかなか入って行きません。 プロ用のインパクト・ドライバーも過熱して悲鳴を上げています。午前中には終わらない模様。
続く・・・。

2011年3月28日月曜日

床工事再開4日目終了

今日は写真の貼り付けが何か思うように行かず、たまたまこれは張り付いたのでこの一枚で止めます。
疲れてブログの更新も詳細は後にしたいくらい紆余曲折色々ありましたが、やっと床パネル設置フロント右側最後の一枚を嵌める瞬間です。
もう、見ているだけでもへとへとですが、思わずおめでとうと言う言葉が出ました。
明日は午前中で床をビス止めし、巾木で完了予定。
予定通りなら午後からシステムを入れ音出しです。

床工事再開4日目午後

以前使用のグラスウールも詰め終わり、床を置き始めます。
なぜか写真が付きません。

床工事再開4日目午前


午前中でレベル出しは完了。
フロント側は910mm間に3本足してますが、部屋の中心より後側は1本を足してます。

2011年3月26日土曜日

床工事再開3日目夕方

レベル出し、土台の数が多いのでアンカーボルトの数も多い。 水準器で水平を出し糸を張りアンカーボルトの位置で一つ一つ水平を決めるので時間がかかる地味な作業です。 ステンレス製アンカーボルトは精密に出来ているんですね。 基礎に打ち込んだメスは完璧に垂直に打ち込むことは不可能なんですが、土台に開けたボルト穴との微妙な差でボルトが入っていかない・・・数が多いのでこれでまた時間ロス。 今日中に終わる予定でしたが、月曜に持ち越しになりました。                                 電源ケーブルを通す穴を開け手もらいました。                端に設置する床は斜めにカットします。                厚さ72mmなので、電動丸のこで60mmまでカット、残りは手のこで切ります。
ドリルでケーブルの径に穴を開けてもらい。                余分な長さのケーブルは短くカットしました。


床工事再開3日目

今日は、土台のレベル取りです。
これがちゃんと取れないと欠陥住宅と言われます。
オーディオルームは普通では駄目ですから、更に精度を上げたいところですが、それでも1mm程度の誤差は出るでしょう。

床は910mmの四角い板パネル状のものを土台に乗せる状態なので910mm間隔の土台であれば誤差は目立たないのですが、その間に3本もの土台があるので誤魔化しがききません。 つまりレベルが取れないと床のガタが出ます。

3人懸かりで、今日一日かかる予定。

2011年3月25日金曜日

床工事再開2日目終了

28mmレンズでは範囲が狭く全てを写せないのが残念ですが、これは入り口側から見たフロント、部屋の半分から前です。 一間910mm間に3本の140mm土台柱が入っていまして、隙間は6cm~8cm程になっています。この上に薄い板一枚敷いても強固な床ですが、実際はこの上に誰もやったことが無いと思われる厚さ72mmの床パネルが乗ります。

後半分は910mm間に1本が入っています。
大曳と土台の違いは、私は床下と言うことで大曳と言っていますが実際は材は同じでも基礎に乗っているものは土台という定義です。 つまり大引きは長いスパンで下に支えが無いかあっても束くらいなものですからたわみ強度は弱いものですが、この工事は布基礎に乗っていますので正確には土台です。
端で見ていると単純な工事と見られるでしょうが、硬い・重い・長い・数があるので今日も3人の大工さんで必死にやられてこれだけです。一般住宅でしたらこのような作業は一人で半日で終わる仕事だそうです。 私も必死ですからこんなもの当たり前と思ってはみても大変さは尋常では無いこと伝わってくる工事です。こんな工事は他の工務店では受けないでしょうし、受けたとしても工事半ばで投げられるでしょう。まだ半ばですが、このような聞いたこともない無謀ともいえる工事引き受けていただいた真下棟梁始め大工さん方々に感謝いたします。 抜けと切れある弾んだ低域が出ることを願って毎日戦々恐々です。

床工事再開2日目午後2

行け行けムードの時は気をつけましょう。        フロント側は910mm間に3本の大曳を足しますので隙間が狭くなります。特に一番前側は芯芯で測ると壁厚も含め10cmほど短くなりますので上からの隙間は6cmほどしかありません。更に斜め壁の為先細りになっているので潜っても作業できません。 大曳の端はスチール束で支えますので先に大曳に取り付けないと、どうしようもなくなります。6本目で気づいてやり直しの様子。    
 周りの土台からは離します。
大曳材の断面。
集成材は芯から少しずれた部分のほうが強度あるそうです。一番下は芯ですが、その他は芯よりずれた部分を交互に貼ってあります。     切ると切りくずが出ますが、それを見ると木の硬さが判りますが、カラマツは結構硬いですね。
ちなみに4寸120mmと比べた140mmのたわみ強度は1.88倍あります。

床工事再開2日目午後1

午後からまた一人大工さん増えまして、嬉しいですなぁ。                                     ボルト穴と頭が出ないように周りをえぐります。布基礎巾は15cmありますが大曳のほうが太く見える。 
 ステンレス・ワッシャーとボルト。
測る人、カットする人と手際よく進んでいます。

床工事再開2日目昼

昨日の予定より昼前に大曳到着! 昨夜5時間以上かけて走り今朝一番で防腐処理したそうです。 やれば出来るんですね!。                通常使う4寸とは2cm太いだけだが、実際見ると桁違いの迫力です。1本重さ50kg以上。        降ろして間もなく床が到着しました。                  これも1枚35kg以上。 力持ちの大工さん方もヒーヒー言いながら運んでいます。

これで無事、役者は揃いました。

床工事再開2日目午前

助っ人の大工さんが1名増え午前中にアンカーボルト合計110箇所の取り付け完了。                       

単純に強度計算

鉄で床を作る方はいないと思いますが、コンクリートで作られた方はいますので、ちなみに木ではどうかとらくちん設計.comさんの強度計算ソフトをつかわさせていただき計算してみました。


梁計算での条件は両端支持・集中荷重で梁間910mm・断面太さは縦横140mm・重さ約10tです。

鉄筋コンクリートのヤング率が調べても今一判りませんので大体ですが、たわみは

●鉄筋コンクリート  0.702mm

●鉄         0.240mm

●カラマツ      4.266mm

と、なりました。

カラマツ木材と比べると、コンクリートは約6倍・鉄は約18倍もの強度がありますね。


今回はがちがちに固めた剛構造の床と思われましょうが、建築上はおきて破りともいえる床部分を全て周りの土台から離して壁と天井に伝わる共振はカットして床下に音を逃がし、さらに鉄やコンリートで作った床とは比べ物にならないほど強度は弱い木材ですのでコンクリート様の音にはならないと思いますが、さてどうなりますか出来てからのお楽しみ。

床工事再開初日 2

午後から入る予定の大曳材がなかなか来ない。 夕方担当業者が来る。 いやな予感。
製材はできたのだが、防腐処理の機械が壊れ、一週間ほど遅れるとの事・・・。
到着当日に連絡するなどとは、もっての外の連絡。
防腐処理はこちらで手作業ですることにし、翌日中にもってくることを約束させましたが、来るまで判りません。

本日はアンカーボルト位置の墨付けで終了。

2011年3月24日木曜日

床工事再開初日

ステンレス製ビス類これだけで約9万円、普通に使われるクロムメッキ鉄で揃える約3倍。                                      12cmコーススレッド、大曳部分と床へ6cmづつ刺さります。                                             まずは、既存大曳の撤去で午前中終了。                                       布基礎へアンカーボルトを打つ場所を決めます。                                                                                            
コンクリートドリルで穴を開け、アンカーのメスをコンクリート用接着剤をつけ打ちつけます。                                                                               

115箇所ありますが、24箇所出来るまで1時間半かかりました。                         アンカーボルト取り付け作業で1日かかることになります。(ここまで午後三時現在)