2013年12月26日木曜日

年の瀬 接点掃除

今年もあと僅かですね。
皆様、年末の大掃除もすでにお済のことと思います。
 
私のほうは大掃除よりも大事な、オーデイオの接点掃除となり、定番清掃アイテムのエタノール・綿棒・ワイピングクロスにオーディオ雑誌おまけのクリーニングスティックと端子クリンの出番と相成ります。
普段は週に一度の間隔でパワーアンプ出力端子からスピーカー入力端子間とケーブル端子を清掃してますが、半年に一度は上流側機器から全てやります。

年末は触れる限界点の電源最上流側、すなわち引き込み開閉器2次側からネジの増し締めをしていきます。





左が外にある引き込み開閉器で、右が玄関風除室内のオーディオ専用分電盤。







引き込み開閉器内のメインブレーカーとオーディオ以外の電灯その他用のブレーカーのスイッチを切り、メインブレーカー2次側から増し締めしていきます。間違っても1次側は触れませんよ!電源来てますから。

メインのスイッチを切ってあれば2次側以降に通電はありませんので、ネジを外し接点も清掃できます。

危険なのでお勧めはしませんが、1年以上経過すると確実にネジは緩み接点は汚れていますので、設備当初の性能を維持する為には必要と思います。





オーディオ専用メインブレーカーも同じく必要であれば接点清掃ですが、すでに半年前に外して清掃してますので、今回は増し締めのみ。

以前、鬼のように締めすぎて根岸さんにたしなめられましたので、ほどほどにギュっと締めます。








サーキットブレーカーも同じくカバーを外して1次2次側とも増し締めします。

必要であれば1cm程むいて新しい導体を出し接続すると更に良いですね。







全ての機器を一編に外すと、接続が大変なので上流機器のCDPから順番に一づつ外して接点清掃です。







良い清掃アイテムが無い電源ケーブルインレットのメス側は、おまけのクリーニングスティックで・・・。








写りが悪くて解りにくいですが、真っ黒け!

これ!結構いいですわ!!

でも、すぐ毛羽立つのはチョッといけませんねぇ。
一箇所に一本しか使えませんが半年に一度くらいなら許せる範囲でしょう。



清掃後の残骸。

作業時間はたっぷり3時間掛かりました。

音はスッキリ・クッキリ・爽やかで、倍音が天女の羽衣の風情で気持ちいい~。



高域吸音系は耳より前方にあると違和感あるので、残響時間可変用のカーテンをリスポジサイド後方に設置しました。

全開にすると、1khzから4khzを平均で0.25秒ほど短くすることが出来ます。

中高域成分の音数が多いソースのときに全開から半開、クラシック・ヴォーカル等のソースは閉じて使います。



なかなか効果あって使い勝手がいいです(笑)









ストーブも増設して、今冬はエアコンとダブルで寒さは解決しました。

環境も落ち着いてきましたので、ゆ~っくりと音楽に浸ることができます。









それでは皆様、良いお年をお迎え下さいませ。

2013年11月13日水曜日

突発性難聴

2001年の調査では、全国受療者数は推定、年間35,000人で、人ロ100万人対で275.0人と増加している突発性難聴になった私の経過報告です。

診断前夜いつものようにオーディオで音楽を聴いていまして、初めは普通とおり聴こえていたものが急にバランスが崩れ五月蝿く聴こえ始め音が解らなくなってしまい、疲れたのでオーデイオは止めて直ぐに寝ました。オーディオの調子がわるいのかなぁ~と、このときには耳に異変は感じていませんでした。
翌日、朝起きて直ぐに左耳に水が入ったように詰まった感じがしたもので、ははぁ~これは2週間ほど長引いていた鼻風邪のせいで中耳炎にでもなったのかなぁと病院に行き突発性難聴と診断されたものです。

聴力検査では左耳の高域方向2khzあたりが極端に感度が落ちていました。

難病情報センターのHPでは、
原因も解らず、これと言った治療法も確立されていない
突発性難聴は予防法も無くおおよそ3分の1は完治し、3分の1は回復するが難聴を残し、3分の1は治らずに終わるとの難病に指定されている病気です。

66%は治らないこの病気・・・どちらかと言うと受身で音楽を聴くオーディオマニアには深刻な病気!(でも予防法も無いのでなったら不運としか言えない)
耳が聴こえないのに作曲したベートーベンとか有名なオーディオマニアの小説家のように強い姿勢で諦めず脳を訓練すれば慣れるのかもしれませんが、
もし、発症当日のままであれば、凡人の私にはメロディやリズムは解りますが音場・音像・定位・奥行感などのバランスやハーモニー等々微妙な音の機微が解らなくなりますから楽しむというより聴くことが苦痛で、おそらくオーディオは辞める事になったでしょう。

幸い、症状が軽かったのかまたは発症から治療(診断と投薬)が早く日に日に予後が良くなり、本日1週間経過の医師診断では後6日投薬を続けて完了予定とのこと。(こんなに順調に治るのは珍しいと言われました)

聴力検査のグラフではまだ右耳に比べると若干感度が落ちていますが、当事者本人にはそれほど違和感なく聴こえていますので3日目から以前より小音量・短時間ですがオーディオは再開しています。

2013年11月7日木曜日

聴き比べ ファイナル。

金田式バッテリー・プリとAITプリのシステム・商用電源の100V200Vにバッテリーの電源及びアクセサリーに分類されるラインケーブル等々を1ヵ月半あまり一人真剣に聴き比べしてきました。(こんな疲れることはもうしません)

時間を掛けて確かめたのは思い込みやブラシーボを排除するためでしたが、個々それぞれの音の違いは結局第一印象のままの結果に終わりました。(結果は前回までのブログに掲載のまま)

一番重要なのは耳(経験・感性・趣向・姿勢)なのは言うまでもないことですが。重要構成比率は、一に空間・二に電源・三四が無くて五にシステムの順位に変りませんし、今回の聞き比べテストで更に再確認したのは、何か足して突出すれば他の粗が目立つ。そうなれば何かを引いてこれらを自分好みの範疇で全体のバランスを取ることが大切なことと思います。(言うは易く、行うは難しですが・・・)

音の半分以上は空間=部屋と言うのはいまやオーディオ好きな方なら周知の事実。。
後の半分はシステムもありますが、やはり使いこなしやセッテング・メンテナンスが出来て無いと宝の持ち腐れですし、そもそもそれら機器のエネルギーは電気ですから、残りの大半はシステムの能力を出し切る電源で決まります。

私も全ては出来ていない現状なのですが、5年以上執念で改造してきた部屋の音に対しては、今年に入ってから殆どと言っても良い位不満は感じられません。これもサーロジック村田さんを初めとする村田さんに紹介されたマニアの方々の御蔭様と感謝しているところです。

昨年は壁にスリットを入れたことで音も抜けるようになった御蔭で温度も抜け寒い思いをしましたので、ストーブを入れました。
今冬は疲れる聴き方はやめゆ~くりと音楽に漬かろうと思っていました。

が、本日朝起きたら左耳が詰まった違和感がして早速病院で診てもらったところ、突発性難聴との診断で大ショック!!!
治癒率は半分は、ほっといても自然に直り・残りの半分は治療で治り・最後の半分すなわち25%は何をしても回復しないとのこと。。。

命に係わる病気ではないものの、そういう理由からか原因も解明されて無い難病だそうでステロイド系の飲み薬での治療法しかないそう。
発症から48時間以内に手当てすれば、治癒率は高いそうなので、早く診てもらったことだけが幸いか?


一週間投薬の後、再度、病院で検査します。

2013年10月15日火曜日

番外編 電池

【商用電源は所詮「動けばいいだろ」レベルの電圧と波形ですからね。
波形からして理想的な生成をするバッテリー駆動とはそもそもの考え方
の違いがあるので、そこだけを見れば敵うはずは無いのですが、やはり
面倒なものは面倒ですよね。(笑)
まあそのバッテリーもメーカーによって違うはずですし、時間と共に電
圧の変化が出るのは避けられませんので、どちらも一長一短といったと
ころでしょうね。】
とは、電源工事のプロN2ケーブル根岸さんとバッテリー電源の件で交わしたメールの一部です(了承は取っています)。

メーカーね!そうでした、まだ電池は2種類しか試してなかった!それにマニアさんにも試してくれとせがまれてるし(人身御供・実験台)
メーカーは同じパナソニックですが、サンヨーを吸収合併したエネループ・プロを試してみました。

写真左 
上: エネループ・プロ(min2450mAh)
中: エボルタ 新(min2500mAh)
下: エボルタ 旧(min2400mAh)

と、容量はエボルタ新が一番大きいですが、全ての帯域でスピード無い。伸びない。にぶい音でAITプリ導入当初これをバッテリープリに使いきいていましたので、AITプリに負けていました。
これに比べると3年使い古したエボルタ旧は遥かにスピードがありレンジも伸び中域もバランスよく情報量多く繊細な音。
そしてエネループ・プロはそれよりも更に瞬発力を増したスピード感があり軽々と音が出て切れが良い
高域から低域のレンジもワイドで倍音も綺麗で吸い込まれそうな感じ。(餅の理論で中域はエボルタ旧のほうが厚みあり)
音量は深夜モードでもロック系の激しい曲は音が飛んでくる勢いですし、曲に応じた陰影とか優しさや情景等の描写感もあり一本調子ではない
この電池でバッテリープリが化けてしまいました!。
まだ上があったとは驚いた!!しかも電池で!!!

やっぱり電源の質はバッテリーが上ですね。だが電圧降下や充電・接点に気を使い面倒ちい!のがたまに傷。でもこれだけの音がするのなら面倒は我慢できるかも?
充電時に間が空いてもAITプリも心強いピンチヒッターといっては勿体無いくらいの高いレベルでもあり、ソースや気分で切り替えて聴くという贅沢な環境になりました(笑)

それにどんなにいい音でもいつも同じでは飽きますものね?
しかし・・・他の電池も試したくなってきました。

電線病ならぬ電池病かな(笑)

金田式DCバッテリープリと200V対応AITプリ フォノイコ編。

電源を200V化したことで瑞々しい透明感もバッテリーと同等になったAITプリ、特に大きく変ったのは、アナログです。
100V時はフォノイコの終端抵抗は82Ωがベストだったものが、200Vでは高域が詰まって苦しげに・・・そこで39Ωに変更したところ見事に変貌。
以前より低域も強く高域も伸びスピード感が増して、十分なレベルになりました。

22Ωも試してみたい所ですが何度も抜き差しした為、抵抗がへろへろで壊れそうなので止めました。予想としては低域が軽くなり高域が五月蝿くなるでしょう。

比べなければ解らないレベルですし、比べなければいいのでしょうが、あえて比べると回路構成のシンプルな造りの差なんでしょうか、デジタルもバッテリープリが有機的な音がしますしプリを通るアナログも同じ傾向の差があります。
この傾向も評価が逆転しまうのが電池の種類!!


次回は電池です。

2013年10月12日土曜日

金田式DCバッテリープリと200V対応AITプリ ラインケーブル編

 バッテリープリはオールRCA端子でAITプリは出力2系統がXLR・入力2系統がXLR・入力2系統がRCAとなっているため両機のラインケーブルは違います。

現状は
DAC→プリ間(デジタルソースのみ)
●バッテリープリ:  RCA→RCA・N2ケーブル70cm(11000円)
●AITプリ:    XLR→XLR・メーカー名忘れ1m(23000円)

プリ→パワー間(デジタル・アナログ)
●バッテリープリ:  RCA→XLR・N2ケーブル8m(86000円)
●AITプリ:    XLR→XLR・マイクケーブル10m(10000円)
 
となっていますので、公平を期すためまずはラインケーブル合わせからと思い
ケーブル長があるプリ→パワー間を変換コネクターで両ケーブルを試し、次にDAC→プリ間とプリ→パワー間に6年前購入のRCA→RCA・AETケーブル80cm(120000円)を足して1回1日の試聴ではブラシーボもあるのでデジタル・アナログソースとも1週間ほど毎日数十回以上聞き比べしました。
                                             価格は大体の目安



確かにケーブルによる音の差はあるもののアクセント程度の差で音質を大きく変えるレベルでないと言うことと、変換コネクター使用は接点が増える為音量が6dBほど下がり音量を上げて揃えても音が鈍るため、結局ラインケーブルは現状のままになりました。





ちなみに各ケーブルの特徴を・・・
●プリ→パワー間に使用のケーブルは
マイクケーブルに比べ高域と低域の伸びと張りが若干N2ケーブルにある。

     DAC→プリ間に使用のケーブルは
 ケーブル長が短い為か、N2 とXLRはほぼ同じ。
 AETケーブルは高域にきらびやかさが付いているので、バッテリープリに使用は五月 蝿くなる。
 AITプリには高域がバッテリープリより少なめなのでバランスが取れる感じになりますが、長時間数日聴いているとやはり高域の色が耳に付く。

注:環境・システム・音源・耳と好みによって各人各様この評価は変ると思います。


2013年10月10日木曜日

金田式DCバッテリープリと200V対応AITプリ イントロ

【バッテリープリ全景】
もう3年間も借りっぱなしのDCアンプマニアさん作、金田式DCバッテリープリの音には非常に満足しているところです。
ディスクリートでシンプルな回路は、高域の伸び・気持ちよく漂う倍音成分と力強くふくよかな低域で血が通った有機的な音楽を奏でます。また、バッテリー電源の背景の透明さ・歪のなさ・静けさは特筆ものです(^^♪。

でも・・・電池はすぐに電圧が降下します。(満充電1.45Vが電源投入後すぐに1V降下、6時間使用後12V台更に12時間使用で12V以下、12Vを切ると途端に力がなくなる)
【バッテリープリ回路】
それよりも充電器と電池本体の接点の不都合からか充電にばらつきが出たり、時間をかけ(1日かかり)全ての電池の充電容量をそろえても電池ボックスの接点の不都合から音が出なかったり、オフセットや直流が出たりと電源投入時はパワーアンプやスピーカーを壊しやしないかとひやひやすることもあり、演奏時でも突然10本使用の電池の内1本でも電圧がなくなるとと思うと落ち着いて音楽に身をゆだねられなくなる大きな欠点もあります(~_~;)

上記の理由といつまでも借りっぱなしも申し訳ないこともあり、バッテリープリの代わりになるプリアンプを模索していました。
【AITプリ回路】
プリ試聴も機種やメーカー名は敢えて公開しませんが、うん百万円のハイエンドを含め自宅にて試聴させていただきましたが、貸して頂いたショップには誠に申し訳ないことですがバッテリープリの代わりになるものもなく、現使用中のDACの素晴らしさもあり試聴のうえAITのプリアンプを導入した訳です。








【金田式DCバッテリープリとAITプリ】なんてタイトルはプリ作者にはどっちが上か対決みたいでいやらしいですが、高みの見物者には興味が?と言っては御幣があるでしょうか。

ま、駄耳でただのオーディオ好きの端くれものの感想なので当てにならないかもしれませんが、両プリアンプ作者に敬意を表してどちらちかずの玉虫色も嫌なのでなるべく公平な条件で聴き比べ、正直に述べさせていただきたいと思っております。

まず100V電源時のAITプリとバッテリープリの音の違いは以前に掲載したとおり、
A:色付け背景の静けさは同等。
B:瑞々しい透明感は僅差でバッテリープリに軍配。
C:粒の立った解像度や奥行・広がり感も、僅差でバッテリープリに軍配
と、鋭い洞察力のある方にはお解かりと思いますが、AとBは電源Cは機器そのものの音の差です。
バッテリープリのほうが高域方向の伸び・倍音成分が多く低域はふくよか量感で有機的、
低域については両機を聴き比べするとAITプリはキレがありタイトな感じで何時まで聴いても聴き疲れない音と言えます。

200Vの電源強化でBは簡単に埋まる予想ですが、Cの機器の潜在能力がどこまで引き出すことが出来るか出来るだけ公平にテストしてみることにしました。


時間がかかりますが・・・続きます。

2013年10月2日水曜日

AITLBO プリアンプ200V化完了。


AITのプリアンプ200V化され返って来ました。 電源部を見ても何が変ったのか、サ~パリ分かりませんし聞いても分かりませんので聞きません。

200V電源を入れ壊れないで音が出ているので、これで良しです。

AITの200V化はDACと今回のプリで2台目ですが、角田さん自身はあまりやりたくないようでこれから頼んでもやっていただけるかどうか分かりませんが、オーディオ専用分電盤をお持ちで200Vされている方ならしつこくお願いしてみれば、やってくれるかも?直接お尋ね下さい。

機器が200Vに対応したものでしたら、良いところばかりですね。
200V電源にマイナス面は100V機器に間違って使い壊す以外は無いのではないでしょうか。

音の変化点は、歪が無く静かしかも力強いっていうのが一番分かりやすいでしょう。
SNが良いから混濁感無く細かい音や細かい描写が明確になりますし、立ち上がり・立下りのスピードも一段増し・ベースやドラムの重なる中低域から最低域もより解像度が増しグルーブ感が出てきます。何より機器の能力を余さず出し切っている感がします。(潜在能力が高いほど良くなるでしょう)

電源の効果や重要性は昔よりは浸透しているものの、まだまだ保守的なマニアは多い感がします。N2の根岸さんも分電盤の問い合わせは多いのですが、50~60万円の見積もりを見るとアンプや機器の購入に行ってしまう方が殆どだそうで・・・勿体無いし可哀想と私は思います。

ちなみに今回掛かった経費は、
N2ブレーカーと渡り線50cm・研磨仕上げ端子で10000円ちょい。
AITプリ200V化は片道送料込みで10000円の計20000円ほど。

これはコストパーフォーマンス絶大でした。

プリの変化については、ブラシーボも入っているでしょうからしばらく経過してから掲載いたします。(1ヶ月以上かかりますね)



2013年10月1日火曜日

プリ専用200V,N2電源の効果


私の主観的でブラシーボも多分かも知れませんが、最近は減ってきているものの最近6年間の試聴時間は少なく言っても一日平均6時間以上はあるものが1年ぶりに200V電源を一回路増やした当日の感想です。





【梱包の中身:300円は律儀にも振り込み料を返金】


今回AITプリ専用に200V回路を増設したわけですが、その200V化したプリアンプはAITLABOより明日到着予定。


1日速く200VブレーカーがN2ケ-ブルより到着し、取り付け完了。(当然電気工事士にお願いして)
プリは明日到着なので取り合えずDACに繋ぎ試聴。





【研磨仕上げの接点】

1に空間・2に電源派の私ですので、当然電源の効果は分かっているはずでしたが、昨年増設の200Vと比べ際立つ桁外れの音。。。なにが?って聴いてみれば判りますが・・・ボキャブラリー不足であいすみません。

●1年前取り付けた既存の200VはアナログとDAC併用ですので、N2の電源タップを介しての接続ですから接点が一つ多い所為?
●新しいブレーカーとメインブレーカーから40cm程の渡り線と接点が新しい所為?


新しい接点の所為ならと、旧200Vブレーカーの1次と2次側の線をカットして新しい銅線を出して接続すると確かに良くなるが、それでも新しいブレーカーの音ほどではない!

悪いことじゃない問い合わせなんで失礼か(変な質問でお邪魔虫?)と思うもナンでこんなに良いんでしょうか?と根岸さんに連絡すると、「多分・新しいブレーカーと接点が既存の分電盤とうまくバランスがあったんでしょうか」&「電源は奥が深いですから色々あって正直良く分かりません」との極冷静なご感想、それもあるでしょうがそれたけであれば新しい物特有のエージング不足気味の特有の硬さやキンキン感など違和感があるはずが、それは無いんですね~。
やはり1機器1ブレーカーの所為か?


200V電源の特徴は単純に分かりやすく言うと、静か・力強いので当然音像や音場の解像度とかメリハリ等々が嫌味無く極自然に出てくる・・・、これまでも電源工事に際しては何度も驚かされたものですが、なんかそれどころではないレベルでして・・・DACの潜在能力と合いまったのか・・・いやはや、また参らされました!!!
今回の200V回線をDACとプリどちらに使ったら良いのか明日もテスト三昧になりそう。もしくは、もう一回路増設か?


明日到着の200V化されたAITプリがどうなるのか今晩は寝れそうにもありません。

2013年9月27日金曜日

200V電源追加

オーディオは何よりバランスが大事と常に感じておりますが、大雑把に私的な重要度は
1に空間
2に電源
34がなくて
5にシステム。。。
と、言ってはシステムが余りにも御座なりなので
3にシステム
でもいいです。
他にセッテングやルームチューニング等々がありますね~
機器や接点のメンテナンスなんかも・・。

どれも欠けたり不都合があると、ブラシボー等で本人がすぐに気がつかなくても調子悪~い音になっちゃいますんでほんとオーディオは難しいですね。
また前置きが長くなりました(^_^;)

【上:旧世代 下:新世代】
バッテリーアンプに使っている電池・・・充電器や電池の接点の不都合で充電容量が揃わなかったりするので充電するたびに1本づつテスターで容量を量ったりと面倒なんですが3年使用でそろそろ寿命かなと、新世代の電池に換えたんです。
同じメーカーのエボルタという充電式電池、大容量タイプmin2500mAh
3年間使用の旧世代型はmin2400mAhなので、当然新しいもののほうが良いはずと旧世代型と交換しながら使っていたものの。
良い時もあれば、なんか今日はご機嫌斜めかな?なんてことが度々でして、電池は難しいなぁ~なんて思いながらも、良いときは高域の伸びや倍音成分が綺麗に出て、情報量が多いにも係わらす線は太く力強い血が通った音がするもので、手放せない。内外のハイエンド機器も多々聴き比べしたのですが、どれもこれもベターっと色がつきすぎて私のだ耳ではこれに太刀打ちできるプリアンプはなかなか無いんです。

今回AITのプリがこのバッテリープリに肉薄するか追い越す時があったので導入したのですね。
でもAITが良かったりバッテリープリが良かったりと日々まちまちで、何でかな~と冷静に聞き比べること約1ヶ月。。。
新世代の電池を使ったときにAITプリが良く。
旧世代の電池を使ったときにバッテリープリが良くなるんです。
満充電時の容量は、旧世代型が1.47V、容量が多いはずの新世代型が1.37V0.1V低いでんすが、これが原因かどうか良く判らん(ToT)/~~~
とにかく音は旧世代の血の通った音から、新世代型電池は急に情の無いよそよそしい音に変わってしまうくらい私にとって変化は大きい。

要するに電池電源のレベルでもこの位大きく変わってしまうくらい電源は大事ですねと言うことを再認識した次第。

音は良いのですがバッテリーの接点の不安定さや今回のことを含めてAC電源の安定さとより静かで力のある200Vを1回路増設し、AITプリに使うことを決めました。
200V化には及び腰の角田さんにはしつこ~くお願いいたしまして10月上旬に返ってくる予定。
少し前にN2 ケーブルの根岸さんに依頼のカスタム200Vブレーカーも到着いたします。

この結果を見てDCアンプマニアさんもバッテリープリをAC200V電源ボックス作成にかかるかも?

そうなれば、ICプリとディスクリート・プリの対決になりますね。ゾクゾクします()


2013年9月11日水曜日

AITLABO プリ内蔵フォノイコ編

前回今一・二・三だったPHNOEQ・・・初期設定100Ωの終端抵抗値(負荷容量)が高いせいかと思い低い40Ωに変更を願い、ついでに現象再現が難しいリモコンの誤動作干渉の解除設定までやっていただいたプリが戻ってきました。

リモコンについては3機種もあり私も面倒だからやらなくていいですと伝えたのですが、興味あるから一緒に送ってくれとの強い要望(う~ん、職人気質!)・・・案の定これだけで休日返上した模様でした。<(_ _)>

御蔭さまで半日通電状態でしたので、今回は接続後すぐからでもコンデンサ抜けは感じられない通常の音質。

1時間ほどCD再生して暖め、終端抵抗39Ωにてアナログ再生開始。
うお~! これこれ、この音ですよ(^^ てな変貌!!!
 やっぱり抵抗値のせい?

ところが理由が違うのでした。
理由説明の前に私からのお願い。(と、言い訳)
私は回路音痴、AIT角田さんはプロの回路エンジニア。日本語で直接会話はできるものの、回路や設定の話になると、角田さんには極普通に簡単な内容でも私には判ったような判らないような意味不明な内容・・・共通言語にして~() 説明書もシンプルですし~ほんとに誰か説明書作りお手伝いしてあげてください。

AITプリは、電流伝送・電圧伝送・PHNOEQの電流増幅・電圧増幅の他、リモコンや各入力の抵抗値(HighZLowZ)等々、普通一般メーカーの機器では考えられないほど多くの機能が回路基盤上の小さなDIPSWや小さなソケット差込替えで細やかに選択できます。機械好きにはたまらんだろうなぁとは思いますが、頭にはボケががかかり・細かい作業は手が震え・老眼が進んで小さなものが見えにくい私のような素人には簡単ではありません。
と以上がお願いと言い訳(^^

アナログ再生不都合の理由はDIPSWは電圧増幅なのに入力ソケットが電流増幅の位置になっていたこと。要するに私のミスでした。これで電流伝送の設定に続き二度目の接続ミスで・・・全くもってお恥ずかしいかぎり。(このド素人!と自分で叱咤)
AITLABOさんには何のミスも不都合も(説明書以外は)無いわけでありました。
こんな私の頓珍漢質問にも親身・真摯に対応してくれたAIT角田さん、キット販売だから保証が無いと巷でささやかれていますが、そんなことはあるわけがありません。
(一般に保障が付いていても、蓋をあけ何かを弄ったら保障など無効になるのが普通)

もう一つ・・・抵抗値を変更できるようにと、22Ωと82Ωの抵抗を同封していただきまして、この音の感想を・・・
22Ω:音量12dbほど下がる。音は軽く爽やかな印象。
82Ω:音量6dbほど上がる。音は力強くアナログチック。
中間の39Ωが一番良いかと思うが、そうではないところが面白いところで、私としては「どっちかハッキリせい!どっちつかず!」という感じで、好みとしては82Ωを選択しました。
これも真剣に聞き比べ強いて言うならくらいのもので、4倍程度の抵抗値の差でやっと判る程度です。倍程度抵抗が変わっても大雑把に言うなら大した差異はないとも言えますから、ソケット入れ違いが無ければ初期設定100Ωでも文句の無い音だったでしょう。ハハ。


他機器との比較は比べられた機器や使っている方が傷つくのでしませんが、とにかくAITLABOプリアンプのPHNOEQは、作者の角田さん自身がおまけと言いますが最短距離の内臓型ということもあり決しておまけレベルではありませんことをお伝えします。2万円という価格が信じられないほどの価値ある非常に良いPHNOEQと思います!!!

2013年9月4日水曜日

電流伝送の件

ちょっと見にくい漫画図と解り難いアースの話しで申し訳ありませんが、まずは当方のアースの落とし方の図を載せました。

この図は大地への接地アースで、100V商用電源には中性線がありこれも一応アースになりますがオーディオ的には無視レベルにさせていただきます。尚、200V電源は中性線は繋がっていませんアースを落とそうとするなら電源ケーブルは導通のあるものを使わなければなりません。。

またインターコネクト・ケーブルもアースの導通が無いものもあり、機器の3Pコネクタ電源もアース導通が無いものもありますから、テスターで導通テストをして確かめる必要がありますが機器は回路を見て分かる方以外はメーカーに問い合わせ確認しないと分からないので少々厄介です。

で、本題の電流伝送になります。
AITの終端用300Ωケーブルは角田さんに確認したところアース部分を切ってありまして、図のBの状態になっていました。これだとアースが浮いてパワーアンプ以外は全く接地の効果が無くなっていますので、上流機器はシャーシ電位も数ボルト上がります。(現状のAの落とし方はほぼゼロV正確には0.01V)
これがアースの切れた終端用ケーブルを使った電流伝送と使わない電圧伝送との差異が感じられない理由かと思っていましたところ・・・


角田さんより連絡あり、

【電流伝送で音質が変化しないのは、電圧伝送時の特性(十分な接地による妨害排除能力)が高いためでは無いかと考えます。
つまりで電圧伝送でも電流伝送と遜色のない特性となっていると考える納得できます。
                                            
                                               とのご感想でした。

納得!!!少々悩みましたが思わぬところでアースの実力を確認することが出来ました。ハハ!

2013年9月3日火曜日

AITLABOプリアンプ1ヶ月経過

DACもそうですが、プリアンプは更に時間がかかる。

導入直後からその素性の良さは判るものの電源入れ始め1ヶ月程は、本来の性能を発揮していないので早急な感想は、言えない!書けない! 私も早々と書いてしまい反省してます。

1ヶ月経過した現在では、広がり・奥行き・高さ・背景・立体感等の音場感は増し、ボーカルの凛とした姿や立ち位置と楽器の位置等が見えるようなリアルさ。音階のグラデーションやハーモニーにもうっとりする。そして音の厚みの凄いこと。ジャズ・クラシック・ヴォーカル・ロック・ポップス・民族音楽・演歌等など、なんでも来い!!!みたいになっちゃってます。。。
(電圧伝送での使用です。電流伝送は当方アースとの絡みか皆様言うような差異は感じられないので課題としてそのうちに)

この差は一体なんで? 角田さんに伺う・・・
「おそらく電界コンデンサの数が100個以上使っているので・・・そのせいでしょう」とのこと。シンプルな回答ですが、納得!!!

ただ・・・フォノイコと使用のDL103のマッチングが今一。鈍って元気がないのは、単純に出力(40Ω)とフォノの終端抵抗値(100Ω)だけの問題かと思い、角田さんに問い合わせると、「音も聴かないし興味もないので解らないですが、極簡単なことですので無料で対応します」とのこと。選択が微細で設定も多く回路素人の私には大変な機器ですが、マメに対応していただけるのはありがたい!
終端抵抗40Ωにてお願いしました。


さて・・・どうなるか?

2013年8月8日木曜日

AITLABO 電流伝送プリ 到着。電流伝送作動しました。

貸し出し試聴機の時は電流伝送では高域が無くなり音が詰まって上手くいきませんでした。
その理由は何なのか・・・1週間ほど夢に出てくるくらい、ずいぶんと悩んだものでした。

●手持ちパワーアンプとケーブルとのインピーダンスとマッチング?
0.8Ω大地アースと落とし方の間違いやアースループ?
無い頭かき回し不都合箇所を特定しても要するにプリ以降のケーブル・パワーアンプとアースくらいしか思いつかないんですよね。
もちろん電流伝送がうまく作動しないことをお伝えした作者の角田さんも、変だなぁ~・おかしいなぁ・そんなこと無いんだがなぁと悩むこと・悩むこと。

それでも電圧駆動だけの音だけでも気に入った音だったので、電流駆動は使っている内に問題解決するでしょうとの目論見で購入したものです。

それが、なんと・なんと!。。。あさっりと解決しまして・・・胸のつっかえがスーーーっとしました。 ほんとスッキリ(大笑)

その理由は・・・ディップスイッチの操作でした。前回は2つあるスイッチをONにするところを1つだけONしただけなのでLチャンネルは電圧・Rチャンネルは電流となってしまってたんですね。それですもの、変な音になるわ!

まあ操作当事者の私の単純ミスと言えばそうなのですが、説明書がわかりにくい!そりゃあ、解った後で読めば解りますけど・・・
今回はこんな書き方【内側2個がout1の制御・外側2個がout2の制御】でしたので意味がわからず角田さんへ電話で確認して、やっと左右チャンネルのスイッチが別になっていたんだ! と、理解出来た次第。
説明書作るのもまた別のセンスが必要でそれだけでも一仕事なんですよね~。解らないときは電話で直接聞いたほうがよろしいですね。チャン・チャン。

前置きが長くなりましたが、電流伝送は周波数帯域別のインピーダンスの影響も無くケーブル長や接点の多少の劣化も影響が少ないので、電圧伝送より当然音も鮮度や見通し静けさなどが際立って良くなると言われてます。

実際今回仕様のケーブルは楽器店で求めたm500円のマイク・ケーブル。
バッテリー・プリに使用のケーブルはお安いとは言え他メーカ品でしたらm4~5万円以上はするクオリティの根岸通信のケーブルですがそれでも約20倍。
こんなチープ・クオリティのマイク・ケーブルでも音の差は感じられません。(ま・若干はあるでしょうね・・・グレードアップはそのうち)

ちなみに電圧伝送時にも専用300Ωケーブル使った場合、音量が6dB(音量表示7ステップ分)小さくなります。鮮度等の劣化は気にならないレベルとはいえ、電圧伝送では外したほうがそりゃいいですが、ついウッカリ忘れてそのまま電流伝送に切り替えたら大変。

使えてしまえば電流伝送しか使わないですが、何があるかわからないですから
このプリアンプは常時、300Ω専用ケーブル使用は必須と思っておきましょう。



普段はあまり聞かないクラシック・・・バッハのチェンバロがバイオリンがフルートがチェロがパイプオルガンが何から何まで、腰の据わった低域と調和してああ体に染み入る。。。まだ2日目なのに、こんなに良かったんだと気づかせてくれる音。


続く・・・

2013年8月7日水曜日

AITLABO電流伝送プリ・アンプ 到着。危険につき注意!

当初、お盆過ぎの予定でありました電流伝送プリがなんと発注してから1週間で完成し、8月7日の本日午前に到着いたしました。

急がずゆ~っくり作って下さいとお伝えしていたのですが、せっかちな性格なもんでやり始めたら一気呵成に造ってしまうんですよと自ら仰る角田さんなのです。

もちろん、せっかちと言えどそこはプロ、手抜かり無いのは当然のこと。



何はともあれ、とにかく電流伝送ですから・・・まかり間違ったらパワーアンプとスピーカーはあの世逝き!(すでに・・・経験豊富なベテランの方が不幸に遭われたそう・・・ご冥福をいのります) 細心の注意をしないといけません!!!。(新たにそろえると600万円ですから・・・ホント恐ろし)

まずは蓋を開け、いつもの何ともシンプルで解り難い説明書と訳わからん回路基盤と睨めっこして、5箇所に増えたディップ・スイッチの位置の確認で小1時間。


AITLABOは一般のオーディオメーカー品とは違い角田さんお一人で製造販売というマニファクチャ以前の手工業、いわゆる一般にいうガレージメーカーなのでキット販売品です。

なので製品は自作品ということになり、どんなことになろうと自己責任が基本。

特にこのプリアンプは繋いですぐにスイッチ・ポンで簡単に音が出ると思っているオーディオ初心者や面倒なことが嫌な方は危険なので高みの見物が無難です。(かくいう私も初心者に毛が生えた程度なのです。)



と言うことで、このプリも最後の仕上げの電源と電源スイッチの2箇所のコネクターは自ら差し込み自作キット完成と相成ります。ハハ

でも間違った方向からは差し込めませんので、これは私でも簡単でしたよ。









回路基盤全体の写真ですが右上と下にある青いディップスイッチが電流と電圧の伝送用。

中心にL・Rと印がある右側の青いディップスイチがフォノイコの電流と電圧の増幅切り替え用。

そして左中心より少し上の黒いディップスイッチがフォノアンプ設定・リモコン設定・入力チャンネル用設定用と結構盛りだくさんな内容でして・・・全て確認してみたい私的には大変なものです。

慌てて作業すると、ついウッカリ専用ケーブルを付け忘れてなことになりかねませんから、何度も、しつこいようですが細心の上に細心も注意を怠らずに・・・続きます。