2009年4月24日金曜日

低音らしさを求めて

高域の棘々しさも取れ、中域もまあまあ、最低域もOKとなっている状況(あくまで自己満足の世界)です。残るは、最も低音らしく聞こえる音をどのように出すかが今回の課題。

最も低音らしく聞こえる帯域は70~80hzくらいと言われますが単純ではありません。静岡の方に教えてもらったことですが、100hz・1Khz・10Khzを同時にスピーカーから出したときに、耳に届く音は10Khzが最初に届き次に1Khz最後に100hzが届くそうです。遅延がある音なのに人は違和感も感じず聴けるそうです。 スネアドラムにたとえると最初にばちが皮に当って高域が出てその後に低い音が出ているのを一緒に聴いてスネアドラムの音になります。 と言うことは低音でも高音が影響していると言うことでしょうね。 と言うことで単に70~80hzが出ていれば良いと言うことにならないから単純ではないのです。 もやもやした低音ではなく、高域で隈取できたエッジの立った鋭い低音をスピーカーはこのままで出したいわけです。

当方の部屋の最初の計画は、フラッターエコー対処の為リスナー後ろ壁は躯体の構造でV字型にして180cmパネルのみの予定でしたが、普通の平面壁になってしまい、それを訂正する形でパネルが上に130cm程増えてしまいミッドバスの吸音過多になっています。それをさらに私の判断からパネルを壁から前にだしたことにより、より一層ミッドバスの吸音が多くなってしまったことを村田氏にご指導いただいており、その対処方を教えていただいたことの実践編です。
 
ホームセンターで見つけた38×89×1820のツーバイ材1本248円を90cmに切ってもらい中心に置いているLVセンターパネルにビス留め。
電動ドライバーの先は舐めってしまうはスクリューは折れるはで、たったこれだけの作業で2時間。
これはパネル裏の板の振動を抑えミッドバスの吸音を減らす目的です。 

取り付けてみると座りもよくなり重くなり強度も上がった感じです。
センターに戻して聴いてみると、うん!!!良し。
手で触ってみると、振動が短くなっているようです。

次にセンター横のSVパネル2セットに取り付け。
戻して音だし。
笑っちゃうくらい、良し良し。
いままで感じなかった締まったドンが出ました。
ミッドバス吸音のみではなくパネルの強化(振動数の変化)やその他との相乗効果と思います。細かいことの積み重ね試行錯誤が必要です。(全てはバランスが大事)



味を占めて、やりすぎかなと思いながらも木材の買出しに走り180cmSPパネルにもつけてみる。 良くなると更に良くと欲が出てついつい見境無くやりすぎてしまうのでして、一番良い状態に戻せなくなってしまうのが常の経験から、片側だけです。 左右で音を聴き比べできるメリットもあります。



この際ついでに、ブロックもまっすぐに積み替え開始。




戻して音だしすると、ミッドバスが出てきてもやもやの音、やはりやり過ぎでした。(本当に微妙なさじ加減、怖!)
取り付けた柱を外して本日は終了。明日は右サイドを作業予定。

追:スピーカ側パネル半分程(11枚)減りました。 

4 件のコメント:

  1. さらに進んでますね!サウンドへの飽くなき追求ですね!素晴らしいです!
    ますます期待しております

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  2. サンテクニカ2009年4月25日 7:07

    お早うございます
    ・・・低音でも高音が影響していると言うことでしょうね・・・・
    そうなんですね やはり高域と低域は繋がっているのでどちらも大事なのです
    どちらをいじっても変化が大きいと思います・・これが面白いのです
    右が完成するのが楽しみですネ。。

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  3. takeotさん、おはよう御座います。
    >素晴らしいです!
    いや~それほどでもですが、試聴しに来てください酷評かな?

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  4. サンテクニカさん、おはよう御座います。
    いつ完成するの?とよく聞かれます。 多分永遠にきりはつかないでしょうね。(笑)
    でも少しは良く(悪く?)変化している?(自己満足) 
    オーディオは面白い。

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