重低音反射用のブロックの穴がレゾネーターの役割をして、吸音されているというご指摘を受けまして、いろいろネットで調べたところ、管の共鳴とヘルムホルツの共鳴の二つの計算式を探し当てました。
1) 管内の一次共鳴周波数は周波数 = 音の速さ ÷ (4 * L)(Lは管の長さ)なので長さ1mのパイプの共鳴周波数は 340 ÷ 4 = 85[Hz]になる。管の長さと共鳴周波数の関係は開放端補正を考えずに計算すると
管の長さ[m] 共鳴周波数[Hz]
0.5 170
1 85
この計算でいきますと、ブロック筒の長さは19cmなので、447.3Hz
以下のスピーカーのバスレフダクト用の計算式をimemoというフリーソフトで、10cmから下をスピーカーボックスに見立て計算すると、430.58Hz と大体同じくらいの周波数になりますが、多孔質のブロックにこれが当てはまるかどうかは定かでありませんけど、まあこのくらいの周波数が共鳴して吸われているということでしょうか?
以下の式は難しそうですが、imemoというソフトに数字を入れるだけですから私でもできました。
2)ヘルツホルム共鳴周波数(ほぼバスレフダクトの共鳴周波数);http://www.ne.jp/asahi/shiga/home/MyRoom/helmholtz.htm
BoxW=10 ;input スピーカボックスの幅 cm
BoxH=7 ;input スピーカボックスの高さ cm
BoxD=9 ;input スピーカボックスの奥行 cm
r=4.25 ;input ダクトの半径 cm
l=10 ;input ダクトの長さ cm
v=34029 ;音速 cm
Vo=BoxW*BoxH*BoxD ;スピーカボックスの容積 cm^3
S=r^2*pi ;ダクトの断面積 cm^2
fH=(v/(2*pi))*((S/(Vo(l+r)))^(1/2)) ;ダクトの共鳴周波数 Hz
ブロック6段重なったところは115cmになります、この箇所の、共鳴周波数は、それぞれの計算式では
1)が73.9Hz
2)が154.6Hz と大きく差が出ますがいずれにしても、中低域が共鳴して吸われていることは確かでしょうね。
でも、ミッドバス近辺だけなら吸音されてもいいのですがねぇ・・・その下と上の帯域は吸われたくないですし、果たしてこの計算通りの周波数に当てはまっているのか解らないところです。
とりあえず、フェルトを詰めてしばらく様子を見ていますが、評価は駄耳なものでしばらく試行錯誤しながら時間は、かかるでしょう。(今のところいい感じとおもっていますが。)
oto様、こんばんは。
返信削除103 岡山の者です。
部屋の中に同じ大きさの穴が空いたものがたくさんあると、特定音が吸われて音がつまらなくなります。
(昔、有孔ボードで壁を作って大失敗)
フェルトも吸音方向なので実は穴をセメントとかで塞ぐのが良いのかもしれません。
拙宅では300Bに替わってケンソニックP-300とC-200Xが強力にSPをドライブしています。
103 岡山さん、こんにちは。
返信削除たしかにフェルトはダメでした。穴による吸音よりもフェルトのほうがより多く吸音してしまい、全て取り去ったほうが良くなりました。
セメントですか?部屋の割合からしてそれほど影響する吸音率ではないと感じましたのでそこまではやる気はありませんし、塞いだところで微妙なところと思いますので、まずは
後壁のパネルの立て方で対応するとします。