2009年1月4日日曜日

初ルームチューニング


左: 完成した写真の一部です。
2009年1月3日、書初めならぬ、初ルームチューニングを真下棟梁の手を借りまして行いました。今回の目的はありがたいご指摘をいただいた四国T氏の低音と岡山103さんの気柱共鳴に関して、特注リアパネルの設置を変更です。いずれにしても最も低音らしく感じられる60~80Hzの低音を出すのが目的ですが、なぜ低音が高域反射用に特注したリアパネルの設置変更なのか不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いまして、少々説明を・・・

まず、リアパネルの構造は最もお安いLVパネルを基本に、オーディオルーム完成時に測ったデータ(8Khzの高域残響時間不足と125hzミッドバス大目)を元に村田氏による2点の改造をほどこしてありまして
①高域反射として、表面リブ全面に4mm程の溝を掘って作られています。(後に水性ニスのウレタン塗装)
②ミッドバス吸音として、 125Hzを大目に吸音する為内部にフェルトを足してありミッドバスの吸音帯域を少し下にずらしてあります。

このパネルをリスニングポイントの後壁にフラッターエコー対策で6度程の角度をつけ何故か?強固に固定したのですが、測定データは、固定しないで立てていた時のデータと比べると、高域は若干延びたのですが逆に低域は落ちてしまいました。 フラッターがほとんどゼロになり、聴きやすくなりましたのでこの時点の音は自分としては良しでした。(いっぺんに全てが完全に出来る訳がありませんね)

その後、硬くすることでさらに高域を反射させようと天井を残して壁とパネルのニス塗装で高域も聴感は成功となりましたが、低域は深く落ち込むのですが、薄く厚みが足りないと感じていた矢先のご指摘でしたので、すぐに特注パネルの作りではなく、設置の仕方に問題があると判断できた訳です。
要するに、表現の仕方が分かりにくくて申し訳ないのですが、パネルが自由に振動出来るように、壁から離し倒れない程度に自立させ、さらにパネルで覆われた壁との空間の気柱共鳴も解消しようと言うのが目的ですがいかが成りますでしょうか・・・続く・・・

2 件のコメント:

  1. oto様、あけましておめでとうございます。

    103 岡山の者です。

    昨年はあまりお力になれなくてすいませんでした。リアパネルは特殊加工付だったのですね。村田氏の掲示板の内容が判明しました。^^ 2月の再測定の結果がたいへん楽しみですが、村田氏の球面波論、どうも球アンプにもその素質が元々あるようで、この正月休みに石と球の聴き比べをとことん行って、球の(プリだけでも)効果がありと感じました。低音の決着が着きましたら球の音もぜひ聴いてみてください。私は今、石と球の使い分けをしています。

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  2. 103さん、あけましておめでとうございます。
    スピーカー以外の機器は、そこそこのものであれば好みの違いはあるでしょうがどのメーカーのものでもいいんじゃないでしょうか。
    私のスタンスは機器以外のものでよい音を追及ですので、全く機器に興味はありませんし壊れても、中古で十分でしかもその時に縁のありものでしたら、球でも石でも何でもいいくらいの感じですから、機器のコメントはご容赦願います。

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