2012年3月1日木曜日

エリプサのトルク管理 奮闘の巻 暫定完了。




































上図がスピーカーのネジトルクを測定した結果です。結構緩んでいたり、締まっていたりとバラバラなのがわかります。同じ製造番号のSPなのに左が極端に緩いですね。

厳密に言うとキャビネットは木で各部のネジを同じトルクで締めても同じ強度になる訳ではないでしょうし、ソフトも自作のナンチャッテソフトです。でもやるのならメモるだけよりは見やすいし一応関数と係数を入れた計算式は締めすぎて壊さないようになっています。何もないよりは推察しやすい!再現性を保てるというメリットもありますが、こんなソフトでも、無いと怖くて出来ません。

とりあえず決定値を基準にトルクを上げたり下げたりと3日間(もっとスパンをあけたほうが良いでしょう)で10種類くらいを試してみましたが、今は推奨最大値が一番しっくり来る音になりました。

参考の為ウーファー左の一番ゆるいトルク56.9cNmであった右下ネジのマーキングで見ると倍ちかいトルクの109cNmで締めても僅かしか動いていないのが写真です。私でしたら、熟練してもこのトルクを目指して手締めは無理!絶対に締めすぎになりますね。トルクマネジメントのコツは緩めること。と言われますが、音の傾向は緩めていくとどんどん歪っぽくなってつながりが悪くなります。しかし私の好みの音にしていくと締めているようでも表をよく見ると右SPから見ると確かに緩まっていますね。

どんな風に変化したかは、ネット上では2~3ランクスピーカーが変わったようだ等の記事がありますね。プロがやればそうなるのかもしれませんが・・・私の場合は、左右のバランスは勿論よくなり、やる前には悪く感じていなかった音像や定位・奥行がよりシッカリと明快、音のつながりもより一層スムーズ自然になりました。時間は掛かりますが、費用対効果は極上の部類です。

2 件のコメント:

  1. otoさん今晩は!
    そしてお疲れ様でした!
    今回の内容は、奥が深いですね!
    感心しております!
    それと来週にでも、先日お借りしたパネルを戻しにお邪魔したいと思っております。連絡しますのでよろしくお願い致します。

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  2. takeotさん、今晩は。
    コメントありがとうございます。
    なんせナンチャッテですからそれほど奥が深く掘り下げているものではないのですがお褒めのお言葉、恐縮至極。

    パネルはお好みに合わなかったでしょうか?
    私と同じですかね(笑)。

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