2012年1月21日土曜日

工事二日目



(切れていない柱横)
 一体、何ん為の工事なのかチンプンカンプンでしょうから、少々説明など。

当物置は壁強度が中途半端に強いため低い帯域(40hz近辺)共振があるのです。解りやすく言うとブーミングですね。 普通住宅では壁強度はそれほど強くないので、ブーミングといえば120hz~300hzぐらいの帯域ですが、当物置は天井梁は10.5×36cmあるのでまだ天井は良いものの、壁柱が4寸なので36mm厚の一枚もの様のなった壁では不要な共振すなわちブーミングを起こすのでした。 大きな壁の固有振動は低いのでその固有振動を小さくする為に、大きな壁を小さくして振動周波数帯域を上げエネルギーを小さくし時間も短くしようとの目論みです。以前にも重いもので吸音ということでブロック130個を入れてはいましたが、それでも絶対量が及ばないですね。面積・質量的に壁・天井のほうが圧倒的に大きいこともあります。 振動周波数帯域が上がれば普通のブーミングになってしまうという危惧は、ありすぎるほどの(50枚以上)のサーロジックパネルがその帯域は吸収し熱に変えて消してくれますので心配はありません。(しかし低い帯域は消してくれないんです) またスリットでの吸音と言う点では、高域は吸音させられますが、私としては高域は吸音させたくない、低域だけを長いスリット長吸音が出来ればいいなぁとの実験をかねていますが、出来て見なければ解らないところです。丸のこ歯の厚みで1.5mmのスリット巾になっていますが、巾があれば吸音率が上がりますが、この辺も慎重に聴きながら決めなければなりません。 下手に巾を広げると高域の潤いのない音になります。
(柱跡横を切っているところ)
写真は、以前撤去した壁を支えていた柱横の出っ張りが邪魔で切っていなかった部分。 切れていないと意味がない(横の壁の振動が伝わる)ので、大変でしょうが切っていただきます。

続く・・・。

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