2014年4月20日日曜日

音は自由に遊ばせるべし!

天井へのペイント・チャンネル・セパレーションの改善と残響時間の短縮目指しルームチューンをしてから、約1月ほど経過しました。
(前回のチューン)
(直したチューン)
どれも未体験ゾーンのチューンで、ブラシーボとか良くなったハズとの思い込みから音が変わったことで(何をしても変わるが良いか悪いかは別)未体験ゾーンはしばらくは聴けるんですね~()
ところがある日突然、こりゃダメだと気付く!
今回はそれぞれ2週間ほどかかりました(汗)

まず、
●フロント天井部分へのペイント、上からの反射実験です。
50cm手前部分はそれほど影響なかったので、さらに90cm手前にペイントしました。
床は強度があり表面はツルツルで反射が強く、壁は略石状態でさらに強い反射環境では、これらを増長させうるさいですし、音の上がりが変形する。
これは失敗でした!
天井は吸音ほどまで必要ないものの、床・壁より反射率は低いほうが宜しいですね。
したがって、90cm部分は反射がニュートラルな紙を貼って当初の50cmまでとしました。

次に、
●チャンネル・セパレーションの実験。
当方の空間は反射の強い左右壁でして、右スピーカーの音が左から左スピーカーからの音が右から聴こえてくる割合が多く感じたもので、スピーカー内側に衝立とSPパネル音を外側に向け左右の音をカットしたもです。
確かにセパレーションが良くなり、スピーカーも普通に内ぶりに出来モニター調に再現できますが、見た目からもおかしいですし、音も不自然。
音の動きたい方向を強制的にコントロールするのは良くありませんね。
SPパネルは元の位置がやはりしっくり、ただ壁の反射が強いせいか60cmパネルでは高さが足りないので、60cm2枚ははずし180cmパネル1枚が増えました。

さらに、
●カーテンによる吸音実験。
耳より前にある吸音物はてきめん生気が吸われることは解っていたものの、後方はいかがなものかと、後部全面にカーテンを張り巡らしたものです()
始めは下部分にカーテンをしたときは悪影響は感じなく、さらに上部までカーテンをし残響時間は0.6秒後半代から0.48秒まで落ちました。
たしかに、上品で解像度はよく聴きやすい。
たが・・・面白くない音!こんな音はいらない! 少し品を落としたくらいのほうが良い。
当方は響きのある音が良いところなのに、これをスポイルしては元も子もない!!
ことに、気づきました。
よって下部分のカーテンはサイドとセンター部分を残して撤去です。


データーや理論も大事ですがこれらが先走りすることなく、ほどほどの頃合いとかバランスが大事で、やってみて初めて分かることもあります()

F特とか残響時間を計ってやってみましたが、オーディオは科学で解明できるほどに底が浅い趣味ではないので、データーや理論は後付けが宜しいですね。(反省!)

今回は中高域に対するチューンをやりましたが、最も大切な低域を忘れてはなりません。



最近、色々な調音製品が増えて来てますね~。
数千円から買えるものもあれば、一個30万円台まで各種ありますが、有名ところではQRD・サーロジック・日東紡のシルバンやアンク。

サーロジックは無骨ながらワンセット30万ほどで劇的に改善可能なので、もう8年ほどの使用になります。

名前は挙げませんが、部屋の4面回りすべてに調音材なんてところもありますね?
金額だけでも軽く数千万円の調音材なんて、はっきり言って馬鹿げてますよ!!
アンプやスピーカーより高いケーブルみたいなもんでしょう?

それだけの投資するなら、私は部屋を作り直します。(2千万もあればなぁ)

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