普通の壁は、柱にとめて密閉する作りですが、今回の壁は音を板壁の後ろに入れ、しかも共振エネルギーを少なくするため一枚一枚が45cm×60cm程の小さいサイズな為、数が半端なく多いのです。
それでその小さい壁を付けるための細かい部材が多いので、初日はそれらの下準備だけで終わりました。
左写真は平行壁部分の壁を取り付けるための3cm×3cmの駒。
数は360個ほど。
それに錐で下穴を一つづつ開けていきます。
これをしないとビスを打った時に割れてしまいますね。
このまま駒をリジットに取り付けても、悪くないでしょうが弱い柱からの振動を少しでも和らげる意味で、ゴムのダンパーを挟んで取り付けることにしました。
数は530個程。
1cm幅にカットして長さを5mmカットします。
さらに、両面テープを張り付けます。
これだけで朝8時半から午後6時までかかりました(笑)
このゴムを駒に貼り付けて、こんな感じ。
次に、高域吸音防止用の9mmラワン合板をカットします。
水平の基準をとり、下から取り付け開始。
細かく数が多いのに、角度を付けながら音を壁板後ろにも通すという、とても簡単とは言えない作業ですので、取り合いの合わせが難解らしく、真下棟梁も何度も「うわ~!難しい!!」を、連発してました(笑)
現場で見ても、写真ではなおさら何なのか解らない工作ですが、これは高域吸音防止用の工作です。
初日は、ここまで。
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