2012年11月28日水曜日

多孔質材の吸音対策


なんのことはありませんコンクリートブロックへのペンキ塗りのことです(笑)。

ひとまず塗り終わりました。
塗り面積36.16㎡、経費は下地で1万ペンキで2万の計3万ほど。

白で囲まれ清潔感と緊張感・・・まるで病院か?と感じられるでしょうが、白熱照明なのでほんのりと暖色で固さはありません。明るい!
個々のブロックがお菓子みたいに見えます。


今回の目的は、中域の太さです。
これまでやってきた部屋強度の不足からくる共振を止める為に床を土台から作り直し壁にスリットを入れ共振エネルギーの低減、それでは足りなく壁柱補強、それでも止まらない壁共振を止めるブロック蓋と来ていたわけですが、当然もぐら叩きであちらを立てればこちらが立たず。
共振も止まり低域の弾みも出て満足はしていたんですが、こんどは中域が薄い・細い。
アンプやスピーカーでこの辺を調整出来る方は素晴らしい、私はそんな高度なこと出来ませんので部屋空間で中域の太さを出せないかな~と無い頭を絞りに絞ってもうカラカラでした。

目安としたのは残響時間でしたが中域だけ吸音しない材料は見つけれません。
中域の残響時間を上げると低高域のレベルも上がってしまい、これではレベルが上がっただけでバランスは同じこと、なので高域の吸音を取り入れなければと思っていましたが、
塗り上げて聴いて・・・案ずるより産むがやすしですね。ぜんぜん煩くない!むしろキレが凄い!!吸音は必要ないようです。高域はいくらあってもいいのかも知れません。本当に良かった~と安心しました。

ひとつ、一度塗りと二度塗りではだんぜん後者のほうが良い。透明度が違うんです。
一度塗りでは表面がざらざらしてますが二度塗りでは手で触ってつるっと滑らかさにブツブツ感で、音に曖昧さが無くなって凄みが出てくる。これは表面反射のゴーストのせいかな?
試すために三度塗りにしてみます。

質量は違えどブロックの吸音率はほとんど石と同じになっています。全てこれで囲まれると問題大ですが、部屋面積比でブッロック面積は22%となっています。
木造造りでも木・その他の吸音や音抜けとのバランスをとれれば石もありですね。

2 件のコメント:

  1. 成功、おめでとうございます。

    未だに出張中の身ですが、考案している新作の製作をしたくてうずうずしています。

    返信削除
  2. kenbeさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    新作?なんでしょう。こちらも楽しみでうずうずします。

    それにしても出張続きで忙しい中での構想作りの情熱に拍手!

    返信削除