EVAさんより情報いただいたアルバム「MICO JAZZ LIVE IN KITAKYUSHU」です。
弘田三枝子といえば、1960年代当時のアイドルで覚えているのは私が小学生だった頃の「シャボン玉ホリデー」くらいかな?
当時、弱冠16歳でニューポートジャズフェスティバルに単身ゲストシンガーとして出演、ネルソンリドルオーケストラをバックにして歌った伝説を持つという凄い方。
「人形の家」など歌謡ポップスは覚えている、不倫騒動からの傷害事件を起こしたことから芸能界を干されてしまったり、渡米して結婚離婚そして子供を連れて帰り地道に日本で歌手活動を続けた。整形でも有名だが・・・。
かれこれ16年前の1997年に北九州で行ったジャズライブが本作品です。
EVAさんは再発もので1000円台で買ったそうですが、私のは中古で3009円。
でもジャケットにサインがあり「MICO 99 LOVE」と入っているから初版ものかな?
このライブ版では当時50歳とは思えない声のつややかさ、それにも増してスタンダードジャズそのものへの思い入れと、上手さが伺える名盤といえそう。
ライナーノーツによると、3曲目の「Someone to Watch Over ME」はリバーブ処理に問題があり輪郭がクリアーではないと書かれているが当方では問題ない。
9曲のうち1曲だけがオリジナルナンバーだが、他はすべてジャズ・スタンダードなので聴きなれた曲ばかりだし、何と言っても歌がうまいですね~。
そんじょそこらの駆け出しとは、さすがに違います。聴かせてくれますよ~。
まずリズムの乗りが違う。歌唱からスキャットに移行するジャズボーカル独特の雰囲気は現役の日本人ではなかなか出せない。英語の発音もいい。古いといえば古いジャズなんですが、影で凄い努力をした賜物なのだろうか、苦労したんだろうな~と思うくらい、とにかく味わい深い。
尚この人の声は低音にも特徴があるので、高品位のシステムと環境で聴かないと魅力が半減します。(始めパソコンで聴いて・・・なんだこれ?って思いましたから)
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