2011年9月1日木曜日

電源工事イントロその1 幹線ケーブル

【メーターから分電盤までのシールド幹線KIV60sq】
                                                                              9月となり、一年の2/3は過ぎました。 低域の斬れと弾みを出すべく目論んだ最終工事となるか? 電源工事まで後9日となりました。
元々のきっかけは、昨年聴いたオーディオ仙人と呼ばせていただいているEVA邸の音です。
昨年を含め年に一度で3回お邪魔したのですが、2年前にN2ケーブルの根岸さんに請け負ってもらい分電盤工事した直後の音は硬い感じがしたものでしたが、昨年の音は、その硬さもなくとてもとても斬れの良い弾んだ楽しい音。(最近はDACを導入され更にブラッシュアップ) この1年何かしましたか?の問いには「何も!」とEVAさん。 強いて言えば床に所狭しと置かれていたレコードが整理され床がスッキリとしていましたが、おそらく分電盤のエージングがこれくらいかかったと言うことでしょう。

私の物置・・・遮音は一切してませんが、強度があるだけにEVA邸のような音抜けは無い。
自分の音に不満があるわけではないのですが、低域が少し遅れた感じがEVA邸を聴くと気になる。
それを解消すべく建物で弄るとなると、壁天井に穴を開け音抜けさせると隣近所に迷惑がかかるし・・・低域の抜けと斬れがない原因がはたして部屋だけの問題かと考えるとそうでもないかも知れません。
と言うことで、可能性の追求で電源工事を選択することになりN2ケーブルの根岸さんを紹介していただいたのが、今年の1月の末でした。
正味7ヶ月のメールでの幾多の打ち合わせと現場調査を経て9月9日工事となります。(何か日が悪そう)

企業秘密もあり全て公開とはなりませんが、イントロ編5回に分けて公開です。

なぜこの幹線ケーブルかは?
今使用中のケーブルCVTだかVCTは表面積を増やす為圧縮した線でありまして、非常に硬い線です。普通に考えても堅い線は硬い音。
ましてや機械的・電気的に加工され圧縮された線はストレスがかかっていますね。

それに比べてKIVは電気機器用ビニル絶縁電線と少々長い名前が付いている分類の一般低圧電気機器配線用で、老眼が進んだ根岸さんに調べていただいたところ、素線径0.45mmが380本、それが20本を1束として緩いツイストで19束がまとめられていました、とのこと。要するに可とう性のある柔らかいケーブルです。

何が良いのかは実際やってみないと何ともですが、

電気的には素線同士は「接触」して1本とみなされますが、電子レベル、
分子レベルでは「無数の隙間」つまり膨大な表面積がある。
これが音に関係している要素の一つである事は間違いないでしょう。

インターコネクト・ケーブルも電源ケーブルも同じ電気が通る線ですが、前者はオーディオ信号10hz~100khzくらいの低周波、後者はケーブル長が長くなればなるほど、低周波とは比べ物にならない高いエネルギーのMhz単位の高い周波数の影響を受けますので、管内を通す幹線と電源ケーブル全てシールド処理してアースに逃がしてあります。
要するに、上流幹線ケーブルからの方が、下流インターコネクトよりもシールド処理がより必要なことではないでしょうか。

2 件のコメント:

  1. otoさん今日は!
    今日は蒸し暑いですね?
    さて、いよいよ工事がもう少しで始まりますね!ブログを楽しみにしております

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  2. takeotさん、今晩は。

    はい!楽しみにしてくださいませ。
    自分で解っているつもりでも、文章にするのはなかなか難しいものがありますね。
    頑張ってやります。

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