2011年7月4日月曜日

電源再構築編 7

一般のオーディオファンにとってのリファレンスとは何か・・・・私は部屋だと思います。


オーディオとは、どんなにテクノロジーが進歩しても、所詮スピーカーによって発せられた空気の振動を全身で感じる物です。寿命的に考えると建物も風雨にさらされる外側10年程度・機器も可動部分の多いプレーヤー等は5年程度、アンプ等はコンデンサ抜け等で10年程(数カ月も使わないとさらに抜ける)・屋内配線で20年、風雨に晒される裸の電力線は10年程度とメンテナンスや交換等考えると、どれもとても一生ものではありませんが中でも建物は安定的も含めてです。

さて次に大事なのは何か?・・・・電気だと私は思います。

当たり前ですがこれが無いと、どんなに素晴らしい部屋と機器がそろっていても音は出ませんし、エネルギー源ですね。機器の電気回路には真剣でも、電気というところが意外とお座なりにされているマニアの多いこと。信号の通り道であるSPケーブル・インターコネクト・電源ケーブル等は最近見直されて、あれこれ試されているマニアの方も多くなって来たように思いますが、これすらもどうでもいい!そんなもので音が変わるのは間違い!とおっしゃる方もいます。でも良く考えてみてください音が変わるのではなく、機器や部屋が持っている能力を本来に戻すと言うより、殺がれている電気的マイナスを減らして見たらどうかな? それでも大したことはないとお思う方は現状環境で存分にお楽しみ下さいませ。さらに良い音・音楽を求め私はチャレンジあるのみです。

でも、オーディオにとって最良の電気とは・・・素材や構造だけでも調べれば調べるほど難しすぎる。

インタコネクトケーブルひとつとってもどのケーブルが自分好みの音を演出してくれるかを前もって見分ける方法は、結論として皆無です。しかもこの下流部分だけ変えても仕方が無いですが、とりあえずとっつきやすくやりやすいということで、思いつくまままに・・・えい!やっ!



●電気抵抗は少ないほうがいい?
単純にいえば、同じケーブルを並列で使えば抵抗値は1/2になります。ただし、心線同士の接触面や接続端子との接点などでも抵抗が生じますから、実際には計算通りにはならないでしょう。
ちなみに、スピーカーケーブルを流れる信号の周波数は、商用電源の周波数(50Hzまたは60Hz)に比べて遥かに広い帯域に渡りますから、単純に直流抵抗を減らせば良いという話ではなく、インピーダンスが安定的に低いことが要求されます。その意味からも、単にたくさん繋げりゃいいなどという話では済まないそう。


●ケーブルの基本は電気抵抗が少ない様にする事かな?
確かにその通りみたいですが、電気抵抗が小さいだけが能ではないみたい。インダクタンスやリアクタンス、被服の固さや素材、取り回し(まっすぐか途中でとぐろを巻いているか等)など、様々な要因で音が変わるそう。

●どのようなケーブルがいい?
作るのでしたら安い物では、1mあたり10円程度からあります。
手に入るものは何でも試すと、電力線だけでなく、アンテナ線、エナメル被覆線、宝飾用の銀線なども、絶縁さえシッカリとしておけば使えるそう。


●より線と単線とは?

・単線だと被覆を剥くのが簡単なので、電気工事が楽。極端な話、カッターのようなもので鉛筆を削るようにするだけで被覆が剥けます。

・単線は実質的に針金と同じなので硬いですが、より線は柔らかいので、可動部分の配線などがやりやすいですし、何度も曲げたり伸ばしたりするような用途でも耐久性が高い。

・より線はどうしても素線と素線の間に隙間ができますので、ケーブル全体の直径が同じなら、導体部分の実際の断面積は少なくなります(=電気抵抗が大きくなる)。

そのため、直流あるいは低い周波数で使う場合なら、単線の方が減衰が小さいと言われる。

・電気信号の周波数が高くなってくると、表皮効果という現象が起きて、導体の表面にしか電流が流れない。

そのため単線だと線の中央部分が空洞になっているのと同じことになり、実効的な電気抵抗が大きくなり、減衰が増大。

そういう場合、1本の太い電線を使っても意味は無く、細い線をたくさん束ねたより線の方が効率が良くなる。

・単線は1本の太い銅線で構成され、ヨリ線に比べてノイズを受けにくく、 硬いケーブルになっている。 長距離(20m以上)で使用される場合は単線がお勧めだそう。

・ヨリ線は本数の多い細い銅線で構成され、単線に比べて配線の取り回しがしやすいように、
柔らかいケーブルになっている。長くなるだけノイズを受けやすくなるので、
短距離(20m未満)で、ケーブルを折り曲げて敷設される場合にお勧めだそう。

より線は、一般に、コンマ数mmの細い線を束ね合わせ、軽く捩って1本として扱います。単線の電力線は曲げ延ばしが困難ですが、壁内配線などは、普通、単線が用いられます。より線は曲げ延ばしが容易なので、延長コードなどに用いられます。

音質面で、単線が良いかより線が良いかは一概には言えません。スピーカーケーブルとして売られているものでは、取り回しの関係もあってか、より線の方が多いように思います。いずれのタイプも使った人が言うには、単線かより線かでカテゴライズできる違いはないように感じたそう(良い単線もあれば悪い単線もあり、より線も然り)。

●素材はなにがいい?

素材で音が変わるのは間違いないです。が、なぜ変わるかは不明だそう。

高級ケーブルは無酸素銅といって銅の中に不純物(酸素)がない材質のものを使っている物が多いですが、オーディオ(アナログ)で使う周波数帯域はごく普通の銅線(4N以下)でも十分なはずです。(オカルト的ケーブルが最近は多すぎ)
逆に、6Nや7N(最近では8N等ありますが)では音質が硬質になり中低域から下が出にくい傾向が多いようです。また高域も綺麗に伸びず詰まった感じにさえなることも(表現によっては中高域が出すぎるともいえます)。それを解像度が良くなったとか音がハッキリして良いなどと表現する評論家もたくさんいるようです。

ケーブルの性能が向上して中高音域がクリヤーになったために中音域や低音域が相対的に音量不足と感じているのかな?。いずれにせよ、音の鮮度が上がったことで相対的に音の「線が細くなった」ように聞こえているのでしょう。
また、ケーブルで音の「線を太くする」のは結構大変だそう。
ケーブルは普通「銅 」線ですがある程度の値段までは、値段をあげる程「銅」の純度が高くなり伝導率が良くなるので、いわゆるHi-Fi調になります。
聴感上では、音の濁りがとれてキレイになる一方相対的にはその音を華奢に感じることもある筈ですね。

●編みこみ構造って?

ツイストペア(対撚)とは2本を1組として拠りあわせた物で、主にノイズ(電磁波)の対策として使用されるそうで、色々な編みこみがありますね。

互い違いに編み込む三つ編みや四つ編み以上の編み込みかたもあります。市販のケーブルでも、三つ編み・四つ編み・八つ編みなどがあります。ただし、編みさえすれば良いというものではなく、様々な要素のバランスが重要だそう。

まだまだ、続くかも・・・。

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