2011年7月6日水曜日

電源再構築編 8

前回は何々「みたい」・「だそう」が多くて何やら訳が判らん内容でしたが、安全確保が出来ていればオーケーの一般電気配線とは大違いのオーディオ電源や配線で何がベストが調べていくと知識の無い私としてはこうなってしまうのでした。そのうち理解出来てまとまるのでは?と淡い期待を込めて、まだ続きます。

●シールドって何?


オーディオ接続に使用するケーブルでも「シールドケーブル」ではない物もありますね

「シールドケーブル」 とは 信号線の周囲を遮へい用の導体で覆ってある電線です。

シールドケーブルの利点とは、「信号にノイズが乗りにくい」ですね。

身の回りのには蛍光灯・テレビ・エアコンなど電磁波を発するものが多くあり、(木造床なんかもケーブル先が接触すると)これが音楽の信号に混ざると「ジー」「ブーン」といった不快な音が発生します。

それで信号線の周りを導体で覆ってノイズの混入を防ぐことを「シールドする」と言います。

ですからシールドケーブルとは「信号線の周囲を遮へい用の導体で覆ってある電線」の事で、

この電磁波等、音楽信号以外の電気信号の事をノイズと言います。またノイズが音楽の信号に混ざって不快な音が出ている状態を「ノイズが乗っている」などと言います。

しかし周りを覆っている導体はアースに接続されていないと、ノイズは地面に落ちませんので、アンプからの出音にノイズが増えます。

また、実際はシールドしても100%ノイズを遮へいする事はできず、多少は覆っている導体をノイズが通り抜けて信号線に混ざってしまいます。この漏れノイズの大小がシールドケーブルの品質を判断する一つの要素と言われます。この周囲の導体は細い電線を編みこんである物や、アルミ箔で覆ってある物など色々な種類があります。一般に高価なケーブルほど導体がガッチリと信号線を覆っている様です。安物のケーブルは覆っている導体がスカスカです。

しかも「シールドケーブルを使わなければノイズが乗ってしまう機器」と「シールドケーブルを使わなくてもノイズの問題が無い機器」が有るのです。


ちょっとややこしいですが音声信号を正しく伝送するためには、「インピーダンス」というものを理解する必要があります。

これが分からないと機器毎にどのケーブルを使って良いのか判断できません。

「ハイインピーダンス」「ローインピーダンス」「インピーダンスマッチング」など、「インピーダンス」という単語は雑誌に頻繁に出てくるので、聞いた事があるという方が多いのではないでしょうか? でも私の頭では、実際問題としてインピーダンスの概念を理解するのは難しく、抵抗といっしょだろう?と思っていましたが似て非なるもの見たいです。

それでも無理矢理一言で言い表すと....

インピーダンス = 電気の流れにくさ

でしょうか。厳密に言えば「電流の流れにくさ」です。

ですから、

 ・ハイインピーダンス(インピーダンスが高い)=電気が流れにくい

 ・ローインピーダンス(インピーダンスが低い)=電気が流れやすい、という事なのですね。

インピーダンスを表す単位には、Ω(オーム)を使います。このオーム数が大きいほど電気が流れにくい回路となります。


では、接続にシールドケーブルを使わなくとも良い機器はどんなものでしょうか?

それは、「出力インピーダンスが低く、回路に電気が多く流れる機器」です。

では何故、出力インピーダンスが低ければシールドしなくとも良いのでしょうか?

たとえば、大量の水の中に少しくらい砂利が混じっても水がにごらないように、大量の電気の中に少しくらいノイズが混入しても影響がないんですね! ということは、「パワーアンプとスピーカーの接続」がこの接続。

以上の理由で、出力インピーダンスが低く、回路に電気が多く流れる機器にはシールドケーブルは必要ないみたいです。加えて言えば、シールドは複雑な構造の為どうしても1本ごとの電線径が細く大きな電気に耐えられないので、ローインピーダンスで電気が大量に流れる回路にシールドケーブルを使った場合、電線の容量が足りずに発熱(=振動)する場合があるので、むしろ使ってはならないみたいですね。

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